本記事は、YouTube動画『株価上昇中も今こそ買い時!?オススメ優待銘柄』の内容を基に構成しています。
株価が大きく下落した後に反発すると、「もっと安いときに買っておけばよかった」「今から買うのは遅いのではないか」と感じる人も多いでしょう。
しかし、株主優待を目的に長期保有する場合、単純に直近の株価が上がったか下がったかだけで判断する必要はありません。優待内容や配当、事業の安定性、今後の成長性などを総合的に見ることも重要です。
今回の動画では、9月23日時点で株価が安値から戻りつつあるオリエンタルランドを中心に、9月の権利確定を前に注目したい株主優待銘柄が紹介されています。
株価が戻っていても注目したいオリエンタルランド
今回、最初に紹介されているのがオリエンタルランドです。証券コードは4661で、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーなどを運営しています。
オリエンタルランドの株価は一時、大きく下落し、動画では2100円程度まで値下がりした時期があったと説明されています。
動画投稿者自身も、前年に2999円付近で購入しており、その後の下落によって大きな含み損を抱えていた時期があったとのことです。
一方、家族名義では株価が安くなったところでも買い増しており、株価の回復によって、合計ではある程度含み益が出る状態まで戻ってきたとしています。
このように安値から株価が上昇した後では、「今から買うのは遅い」と考えたくなるところです。
しかし動画では、オリエンタルランドについては短期的な株価よりも、長期保有を前提として考えていると説明されています。
ディズニーという強力なブランドを持ち、長期的に事業を継続していく可能性が高い企業だと考えているためです。
もちろん、どの企業であっても将来の存続や株価上昇が保証されているわけではありません。動画内の「潰れないと思う」という発言についても、あくまで投稿者個人の見方として捉える必要があります。
9月限定の記念株主優待に注目
今回、オリエンタルランドに注目する大きな理由となっているのが、9月の株主優待です。
通常、オリエンタルランドの株主優待では保有株数や継続保有期間など一定の条件がありますが、動画では今回の記念優待について、100株保有でも長期保有条件なしでパークチケットを受け取れると紹介されています。
投稿者自身も前年の記念優待でもらったチケットを利用し、家族で東京ディズニーランドを訪れたとのことです。
ディズニーのパークチケットは年々価格が上昇しています。動画では1デーパスポートについて、日によっては1万円を超える水準になっていることにも触れています。
インフレなどによって今後もパークチケットの価格が上がる可能性を考えると、実際にディズニーへ行く人にとっては株主優待の価値も相対的に大きくなります。
単純な優待利回りだけではなく、「本来なら自分がお金を払って購入するものを株主優待でもらえる」という点まで含めて考えることが重要でしょう。
長期保有優待を目指すきっかけにもなる
今回の9月権利について、動画ではもう1つ重要なポイントが挙げられています。
それが、長期保有を始めるタイミングとして利用できるという点です。
オリエンタルランドでは長期保有株主向けの優待制度があるため、将来的に長期保有優待を取得したいのであれば、どこかのタイミングで株を保有し始める必要があります。
株価が下がるまで待っているうちに再び上昇してしまい、さらに買いにくくなってしまうケースもあります。
そのため動画では、記念優待という明確なメリットがある今回の9月が、長期保有を始めるきっかけになるのではないかとしています。
株式投資では、「もっと安くなったら買おう」と考えているうちに株価が上昇してしまうことも珍しくありません。
一方で、権利確定日直前に優待だけを目的として高値で購入すると、権利落ちによって株価が下落する可能性もあります。優待だけではなく、企業価値や購入価格についても考える必要があります。
オリエンタルランドは高値から見るとまだ低い水準
動画では、オリエンタルランドの株価が直近の安値からはかなり上昇している一方、過去の高値と比較すると、まだ大きく下回っていることにも注目しています。
仮に将来的に過去の高値付近まで株価が戻れば、株価上昇による利益を得ながら株主優待も受け取れる可能性があります。
ただし、過去の高値まで株価が戻る保証はありません。
株価は企業業績だけでなく、金利、市場全体の評価、PERなどのバリュエーション、投資家心理などさまざまな要因によって変動します。
「以前高かったから、いずれ元に戻る」と考えるのではなく、現在の業績や成長性と現在の株価を比較することが重要です。
業績と企業規模もチェック
動画では、オリエンタルランドの今期業績について減益予想である一方、足元の業績は会社計画を上回っている点にも触れています。
今後、業績が上振れてくれば、1株当たり利益であるEPSについても改善する可能性があります。
また、オリエンタルランドは非常に時価総額の大きな企業であり、日本を代表するテーマパーク運営会社の1つです。
動画では、こうした企業規模やブランド力も含めて「安心感のある銘柄」と評価しています。
投稿者はマクドナルドのような企業を例に挙げ、「長期的に残っていく可能性が高いと考える企業については、最終的にどの価格で購入するかが問題になる」という考え方を紹介しています。
これはあくまで長期投資に対する1つの考え方ですが、株主優待を何年も利用することを前提とするなら、短期的な値動きだけでなく企業そのものを見ることが重要になります。
サンリオも株主優待銘柄として注目
オリエンタルランドと同じテーマパーク関連として、動画ではサンリオも紹介されています。
サンリオとオリエンタルランドの間に資本関係があるという意味ではなく、テーマパークやキャラクターIPを持つ企業という共通点から取り上げています。
サンリオは株式分割後、100株保有でもテーマパークの優待券を受け取れるようになったと動画では説明されています。
サンリオピューロランドやハーモニーランドなどを利用する人にとっては、実際に使いやすい優待です。
動画ではテーマパーク優待券の価値を1回4000円程度として計算し、年2回受け取れることから、年間では8000円程度の価値になるという見方を紹介しています。
さらに配当もあるため、優待と配当の両方を重視する投資家にとって注目しやすい銘柄としています。
サンリオは「ハローキティ」をはじめ、世界的に知名度の高いキャラクターIPを多数保有しています。
動画では業績も堅調で、増配してきた点なども評価材料として挙げています。
イエローハットは高配当と優待の組み合わせが魅力
続いて紹介されているのがイエローハットです。
動画では配当利回りが約3.9%程度あり、さらに株主優待として買い物割引券を受け取れる点が紹介されています。
優待券は1枚300円相当で、10枚なら3000円相当になります。
年2回受け取れる条件であれば、年間では6000円相当になります。
実際にイエローハットを利用する人であれば使いやすい優待ですが、自分で使用しない場合でも市場で一定の価値が付いているケースがあると動画では説明しています。
配当と優待を合わせて考えると、株主還元を重視する投資家にとって注目しやすい銘柄です。
動画収録時点では株価がやや下落してきているため、購入タイミングとしても注目しているとのことです。
オートバックスセブンも高配当と優待に注目
自動車用品関連では、オートバックスセブンも紹介されています。
イエローハットと比較すると株主優待銘柄としての人気はやや低いのではないかと投稿者は見ていますが、配当水準が比較的高く、株主優待も用意されています。
動画では、一定の長期保有条件を満たすことで1000円分のポイントを年2回受け取れると紹介されています。
自動車を保有しており、オートバックスを利用する機会が多い人にとっては実用性の高い優待です。
株価についても極端に高い水準ではないため、9月権利銘柄の1つとしてチェックしているとのことです。
力の源ホールディングスは食事券優待が魅力
続いて取り上げられているのが、ラーメン店「一風堂」などを展開する力の源ホールディングスです。
動画では、直近の大きな株価下落からある程度反発しているものの、過去の高値と比較するとまだ低い水準にあると説明されています。
特に評価されているのが株主優待です。
動画では2000円相当の食事券を受け取ることができ、一定期間継続保有すると優待内容が増えると紹介されています。
これを年2回受け取れるため、条件によっては年間の優待価値が大きくなります。
さらに配当も加わるため、実際に対象店舗を利用する人であれば、配当と優待を合わせた実質的な利回りを高く感じやすい銘柄です。
飲食系優待の場合、普段から利用する店舗かどうかによって優待の実質価値が大きく変わります。
優待額だけを見るのではなく、自分が実際に使えるかどうかも確認しておきたいところです。
VTホールディングスは低位株で高配当
VTホールディングスも9月権利銘柄として紹介されています。
動画では高配当でありながら株主優待も設定されている点を評価しています。
優待内容については利用できる人が限定される部分もありますが、市場で一定の価値が付くケースもあるとしています。
株価が500円台と比較的少ない資金から購入しやすい点も特徴です。
株価が低いから割安というわけではありませんが、必要投資金額を抑えながら株主優待投資を始めたい人にとってはチェックしやすい銘柄の1つでしょう。
サンドラッグは増配と株主優待を評価
最後に紹介されているのがサンドラッグです。
投稿者自身、休み明けに購入を検討している銘柄として何度も取り上げているとのことです。
動画収録時点では株価が下落しており、連続増配銘柄として配当利回りも約3.6%程度あると紹介されています。
さらに株主優待として買い物券や自社のプライベートブランド商品などが用意されています。
動画では、配当と株主優待を合わせると総合的な利回りが5%を超える水準になるという見方を示しています。
ドラッグストアは日用品や食品、医薬品など日常生活で利用する商品が多いため、買い物券タイプの優待は比較的使いやすいのが特徴です。
動画ではサンドラッグだけでなく、ツルハホールディングスやマツキヨココカラ&カンパニーなど、株価が下落しているドラッグストア関連銘柄についても注目しているとしています。
株主優待投資では「使える優待か」が重要
今回紹介された銘柄を見ると、テーマパーク、カー用品、飲食店、ドラッグストアなど、実生活で利用しやすい株主優待が多くなっています。
株主優待を評価する際には、単純に「何円相当」という数字だけを見るのではなく、自分自身がその優待を使うかどうかを考えることが重要です。
例えば1万円相当の優待であっても、利用する予定がなければ本人にとっての実質的な価値は低くなります。
反対に、毎年必ず利用する店舗や施設の優待であれば、額面に近い価値を得られる可能性があります。
また、配当と優待を合計した「総合利回り」が高く見えても、株価が下落すればそれ以上の損失が発生する可能性があります。
株主優待はあくまで投資判断を構成する要素の1つとして考え、企業業績、財務状況、株価水準などと合わせて判断することが大切です。
9月権利直前だからこそ権利落ちにも注意
9月は株主優待や配当の権利確定を設定している企業が多く、個人投資家から注目されやすい時期です。
ただし、権利付き最終日に向けて株価が上昇し、権利落ち後に下落するケースもあります。
例えば数千円相当の優待を受け取るために株を購入しても、その後株価が数万円下落すれば、短期的には優待以上の損失になります。
特に権利確定直前に購入する場合は、優待だけを目的とするのではなく、「権利落ち後に株価が下がったとしても長期保有したい企業なのか」という視点を持つことが重要です。
今回の動画でオリエンタルランドが中心に取り上げられているのも、単に記念優待があるからではなく、長期的に保有したい企業だという投稿者自身の考えが前提となっています。
まとめ
今回の動画では、9月の株主優待権利を前に、オリエンタルランドを中心とした複数の優待銘柄が紹介されました。
特にオリエンタルランドについては、株価が安値から大きく戻しているものの、今回の記念優待を長期保有開始のきっかけとして捉える考え方が紹介されています。
また、テーマパーク関連ではサンリオ、自動車関連ではイエローハットとオートバックスセブン、飲食関連では力の源ホールディングス、高配当・優待銘柄としてVTホールディングス、ドラッグストア関連ではサンドラッグなどが取り上げられています。
株主優待投資では、優待額や配当利回りだけを見るのではなく、その企業を長期保有したいか、自分が優待を実際に利用できるか、現在の株価水準が妥当かという視点も重要です。
株価が上昇したから買わない、下落したから買う、と単純に判断するのではなく、企業の成長性や安定性、配当、優待の価値まで含めて、自分に合った投資先かどうかを考えることが大切でしょう。


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