本記事は、YouTube動画『株主優待・年初来安値更新地獄ナンピン』の内容を基に構成しています。
NTT株が年初来安値圏で低迷を続けています。日経平均株価が史上最高値圏を更新する中、なぜNTTだけが冴えない値動きを続けているのでしょうか。
今回の動画では、実際にNTT株を1万株以上保有し、現在もナンピン買いを続けている個人投資家が、自身の投資判断や考え方を詳しく解説しています。
高配当株投資や株主優待投資を実践している投資家にとって、現在のNTTの状況は非常に興味深いテーマです。本記事では動画の内容をもとに、NTT株の現状や投資家が期待するポイント、さらに現在注目している割安銘柄について詳しく解説します。
年初来安値を更新するNTT株を買い増し
動画で紹介された主役は、日本を代表する通信企業であるNTT(証券コード9432)です。
NTTは国内通信大手として広く知られていますが、2026年に入ってから株価は低迷が続いています。かつては150円から160円前後のレンジで推移していましたが、その水準を割り込み、年初来安値を更新する展開となっています。
投稿者はこの日も300株を追加購入したことを明かしました。
一般的には株価が下落している銘柄への追加投資は慎重になる場面ですが、投稿者は現在の状況をむしろ「チャンス」と捉えているようです。
もちろん、現時点では含み損が拡大している状況であり、「買えば買うほど損が増えている」と率直な心境も語っています。しかし長期的な視点では大きな問題ではないと考えているようです。
なぜNTT株を買い続けるのか
高配当が魅力
投稿者がNTTに注目している最大の理由の1つが配当利回りです。
動画時点でNTTの配当利回りは約3.8%となっており、日本の大型株としては比較的高い水準です。
また、NTTは長年にわたり増配を続けてきた実績があります。安定した通信事業を基盤に持つことから、配当収入を重視する投資家からの人気も高い企業です。
株価が停滞しても配当収入を得ながら保有を続けられる点は、高配当株投資の大きな魅力と言えるでしょう。
通信業界の強固な参入障壁
通信業界は新規参入が非常に難しい業界です。
日本国内ではNTT、KDDI、ソフトバンク、楽天グループが主要プレーヤーとなっていますが、新たな通信インフラを構築するには莫大な資金が必要となります。
このような市場構造から、通信事業は事実上の寡占市場となっています。
投稿者はこうした参入障壁の高さも評価しており、「誰もが知る大型企業」であることを重視して投資していると説明しています。
IOWNなど次世代技術への期待
NTTには将来的な成長材料もあります。
その代表例が次世代通信基盤構想である「IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)」です。
近年はAIブームによって半導体メーカーやハードウェア関連企業に注目が集まっています。しかし投稿者は、今後は通信インフラやソフトウェア分野にも再び資金が向かう可能性があると考えています。
その際にはNTTの技術力や研究開発力が改めて評価される可能性があるという見方です。
投稿者が実践するナンピン投資のルール
動画では、単なる感情的なナンピンではなく、自身の中で明確なルールを設けていることも説明しています。
その条件は以下のようなものです。
・配当利回りが3.5%以上あること
・時価総額が大きいこと
・誰もが知る有名企業であること
・業界内で高い競争力を持っていること
・長期保有に耐えられる企業であること
これらの条件を満たした企業に対してのみ、株価下落時に買い増しを行うという考え方です。
過去の成功体験も背景に
投稿者は過去にもナンピン投資を実践しています。
例えば、
・ENEOS
・三菱UFJフィナンシャル・グループ
・住友化学
・アステラス製薬
などの銘柄で株価下落時に買い増しを行い、その後の株価回復によって利益を得た経験があると語っています。
こうした経験が現在のNTTへの強気姿勢につながっているようです。
NTTの株主優待にも注目
NTTでは長期保有株主向けの特典としてdポイントが進呈されます。
投稿者は保有期間2年を達成し、1,500円相当のdポイントを受け取ったと説明しています。
長期保有を前提とする投資家にとっては、配当に加えてこうした特典も魅力となります。
また、家族名義でそれぞれ100株ずつ保有するなど、優待制度を効率的に活用する方法についても紹介していました。
通信株全体が軟調な展開
NTTだけでなく通信関連銘柄全体が弱含んでいます。
KDDI
KDDIもこの日は約3.2%下落しました。
配当利回りは約3.2%で、長期保有による株主優待も用意されています。200株を5年以上保有した場合には3,000円相当の優待が受け取れる制度もあり、総合利回りの高さが魅力です。
NSD
システム開発会社のNSDも年初来安値を更新。
配当利回りは約4%で、さらにクオカード優待もあることから、投稿者は注目銘柄として紹介しています。
投稿者が注目するその他の割安銘柄
不動産株
最近は不動産株の下落も目立っています。
動画では以下の銘柄が紹介されました。
・積水ハウス
・大和ハウス工業
・野村不動産ホールディングス
・三井不動産
・各種J-REIT
特に積水ハウスは配当利回りが約4.5%まで上昇しており、魅力的な水準だと評価しています。
自動車関連
トヨタ自動車も注目銘柄として挙げられました。
配当利回りは約3.7%で、株主優待も加味するとさらに高い総合利回りになるとしています。
外食優待株
外食関連では、
・クリエイト・レストランツ・ホールディングス
・グルメ杵屋
・ハブ
などが紹介されました。
株価下落によって優待利回りが高まっていることから、優待投資家にとっては魅力的な水準になりつつあると評価しています。
日経平均は最高値更新、それでも割安株は放置されている
動画の中で特に印象的だったのは、市場全体と個別銘柄の温度差についての指摘です。
日経平均は7万3,000円近辺まで上昇し、ハイテク株や半導体関連株が大きく買われています。
JX金属、藤倉、キオクシア、村田製作所などは大幅高となりました。
一方で、
・通信株
・不動産株
・自動車株
・外食株
などは低迷が続いています。
つまり、「日経平均が上がっている=すべての銘柄が上がっている」わけではなく、むしろ放置されている割安銘柄も数多く存在しているということです。
まとめ
NTT株は年初来安値を更新し続けており、短期的には厳しい状況が続いています。
しかし動画投稿者は、
・高配当
・通信インフラという安定事業
・参入障壁の高さ
・IOWNなど将来技術への期待
・長期保有特典
といった要素を評価し、現在も積極的に買い増しを続けています。
もちろん株価がいつ反転するかは誰にも分かりません。しかし、人気のハイテク株へ資金が集中する一方で、こうした大型高配当株が割安なまま放置されているのも事実です。
今後の株式市場では、成長株だけでなく、高配当株やバリュー株への資金回帰が起こる可能性もあります。
NTTをはじめとする通信株が再評価される日が来るのか、引き続き注目していきたいところです。


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