本記事は、YouTube動画『【今がチャンス】今のうちに仕込みたい新NISAのテンバガー候補銘柄4選!』の内容を基に構成しています。
導入
新NISAを活用して資産形成を考える人が増える中、「インデックス投資だけでよいのか」「個別株で大きな値上がりを狙えないのか」と考える人も少なくありません。
今回の動画では、人気大型株ではなく、まだ市場で十分に注目されていない小型株の中から、将来的に大きな成長が期待されるテンバガー候補として4銘柄が紹介されています。
テンバガーとは、株価が10倍になる銘柄のことです。もちろん簡単に実現するものではありませんが、時価総額が小さく、成長市場に関わり、利益が伸びる転換点にある企業は、大型株よりも大きな上昇余地を持つ可能性があります。
背景説明
動画で強調されているのは、すでに多くの投資家に知られている有名株では、ここから10倍を狙うのは簡単ではないという点です。
たとえば時価総額が1兆円の会社が10倍になるには、10兆円規模まで成長する必要があります。一方で、時価総額が30億円前後の小型株であれば、300億円規模になるだけで10倍に近い成長になります。
もちろん小型株には値動きが荒い、情報が少ない、業績がぶれやすいといったリスクがあります。しかし、だからこそ市場に見落とされやすく、成長性が株価に十分反映されていない場合があります。
動画では、テンバガー候補を見る際の共通点として、次の3つが重要だと説明されています。
・市場そのものが成長していること
・時価総額がまだ小さいこと
・利益が伸びる転換点にあること
この条件に合う候補として、テクノアルファ、エスティック、恵和、KG情報の4銘柄が取り上げられています。
動画内容の詳細解説
1銘柄目:テクノアルファ、半導体と防衛の二刀流銘柄
最初に紹介されたのは、証券コード3089のテクノアルファです。
動画では、同社を「パワー半導体製造装置の専門商社」として紹介しています。パワー半導体とは、EVやデータセンターなど、大きな電力を効率よく制御するために使われる重要部品です。
EVの普及、AIデータセンターの拡大、省エネ化の流れが続く中で、パワー半導体の需要は今後も伸びやすい分野とされています。
テクノアルファの特徴は、半導体そのものを作る会社ではなく、その製造装置を扱う会社である点です。動画ではこれを、ゴールドラッシュで金を掘る人ではなく、つるはしを売る側にたとえています。
さらに同社は、防衛省関連で舶用クレーンや艦艇向けの特殊機器も手がけていると紹介されています。つまり、半導体関連と防衛関連という2つのテーマを持つ小型株という位置づけです。
株価については、動画内で1239円前後、2024年12月の高値2470円から調整している局面と説明されています。業績面では、営業利益が前期比2.1倍に急成長し、1株利益も過去最高を更新したとされています。
動画では、PERが10倍を下回る水準にある点を、成長性の割に割安だと評価しています。
一方で、注意点もあります。専門商社型の企業は、受注のタイミングによって四半期ごとの業績がぶれやすい傾向があります。そのため、短期決算だけを見て一喜一憂するのではなく、受注動向や中長期の需要を確認する必要があります。
また、動画では自己資本比率が高く、実質的に借金が少ない点も安心材料として紹介されています。買い場の目安としては、1150円付近で打診買い、1000円割れでは本格的に拾う局面とされています。
2銘柄目:エスティック、EVと現地生産需要を取り込む自動化装置メーカー
2銘柄目は、証券コード6161のエスティックです。
エスティックは、大阪に本社を置くネジ締め自動化装置の専門メーカーとして紹介されています。創業は1938年で、長い歴史を持つ企業です。
動画で特に強調されているのは、自動車工場向けのナットランナーです。自動車1台には数千本のネジが使われるとされ、EVではバッテリーやモーターなどを高精度で締め付ける必要があります。
そのため、単なる「ネジ締め」ではなく、製造ラインの品質を支える重要な装置という位置づけです。
さらに同社の装置は、航空宇宙分野にも使われていると紹介されています。航空機やロケットでは、振動や熱に耐えるため、非常に高い精度で部品を締め付ける必要があります。
エスティックは、装置だけでなく制御ソフトウェアも自社開発しているため、ハードとソフトを一体で提供できる点が強みとされています。
動画で面白い視点として挙げられているのが、関税問題です。通常、関税は企業にとってマイナス材料と見られがちです。しかし、自動車メーカーが米国向け輸出ではなく、米国内での現地生産を増やす流れになれば、現地工場への設備投資が増えます。
その際に、エスティックのような自動化装置メーカーに需要が生まれる可能性がある、という見方です。
業績面では、営業利益率が約20%と高い点が紹介されています。製造業では営業利益率5%前後の企業も多い中、20%という水準は非常に高収益です。
また、実質無借金経営で財務が安定しており、配当も増配傾向にあるとされています。新NISAで長期保有しながら、成長と配当の両方を狙う銘柄として紹介されています。
株価は動画内で1015円前後、PBRは0.90倍とされ、1000円台前半は過去にも支持されてきた水準と説明されています。買い場の目安は990円付近で打診買い、950円割れでは積極的に拾う局面とされています。
3銘柄目:恵和、ディスプレイと車載向け需要を取り込むフィルムメーカー
3銘柄目は、証券コード4251の恵和です。
恵和は、愛知県に本社を置くフィルムメーカーとして紹介されています。主力は、スマートフォン、ノートPC、モニターなどのディスプレイに使われる光拡散フィルムです。
ディスプレイは、画面全体を均一に明るく見せる必要があります。そのために、裏側の光を均一に広げるフィルムが必要になります。恵和はこの分野で強みを持つ企業として紹介されています。
動画では、スマートフォンやPCだけでなく、車載向けディスプレイにも需要が広がっている点が強調されています。EV化が進むと、車内のメーターや操作パネル、エンタメ用画面など、ディスプレイの数が増える傾向があります。
そのため、車載向けフィルム需要が今後の成長エンジンになる可能性があります。
また、米国、ベトナム、ドイツに拠点を展開している点も紹介されています。日本国内だけでなく、世界の需要を取りに行く体制を整えている点が評価されています。
業績面では、2026年12月期の予想として、売上232億2900万円、最終利益30億5200万円、前期比34.6%増益が見込まれていると紹介されています。
にもかかわらず、株価は1271円前後、PERは7.7倍とされ、成長率に対してかなり割安に見えると説明されています。
さらに、配当は25円、40円、50円と増配傾向にあり、自社株買いも実施している点が評価されています。自社株買いは、会社が自社の株を市場から買い戻す行為で、1株あたりの価値向上につながる可能性があります。
買い場の目安は1200円付近で打診買い、1150円割れでは本格的に拾う局面とされています。
ただし、欧米でEV普及が鈍化した場合、車載向け需要が伸び悩むリスクがあります。その一方で、タブレットやPCモニター向けの需要もあるため、複数の需要先を持っている点は強みとされています。
4銘柄目:KG情報、人手不足と採用DXを背景にした地域密着型企業
4銘柄目は、証券コード2408のKG情報です。
KG情報は、中四国を地盤に求人・生活情報メディアを運営している企業として紹介されています。時価総額は62.1億円とされ、借金がなく、現金を保有し、自己資本比率が87.4%と非常に高い点が強調されています。
一見すると、求人メディアという事業は地味に見えるかもしれません。しかし、動画では人手不足という構造的な社会問題が、同社にとって追い風になると説明されています。
特に注目されているのが、クラウド型の採用管理ツール「アルバコネクト」です。求人広告だけでなく、応募者管理や採用プロセスの管理まで支援するサービスで、月額課金型のストック収益を生む可能性があります。
求人広告は単発の売上になりやすい一方、クラウドサービスは継続課金になりやすく、利益率の改善につながります。
動画では、同社の営業利益率が数年前の10%前後から、25年12月期には16.1%まで上昇している点が紹介されています。これは、人手に頼る労働集約型のビジネスから、システムを活用した収益性の高いビジネスへ移行しているためと説明されています。
2026年12月期は、売上28億3400万円、営業利益4億8300万円、営業利益は9.8%増を見込んでいるとされています。
株価は840円前後、PERは17.3倍と、ほかの3銘柄に比べると単純な割安感はやや薄いとされています。しかし、ネットキャッシュの厚さ、財務の安定性、利益率改善、人手不足という長期テーマを考えると、じっくり保有するタイプの銘柄として紹介されています。
配当も34円、36円、37円と増配傾向にあるとされ、配当を受け取りながら、将来的な自社株買いや特別配当などの還元策を待つ銘柄という位置づけです。
買い場の目安は、780円台の押し目、730円付近まで下がれば絶好の買い場と説明されています。
追加解説
今回紹介された4銘柄に共通しているのは、単に株価が安いというだけではありません。
テクノアルファは、パワー半導体と防衛という成長テーマを持っています。エスティックは、EV、工場自動化、現地生産需要という流れに乗る可能性があります。恵和は、ディスプレイ市場の回復と車載向け需要の拡大が期待されています。KG情報は、人手不足と採用DXという社会構造の変化を背景にしています。
つまり、どの銘柄も「時代の追い風」があるという点が重要です。
ただし、テンバガー候補という言葉には注意も必要です。10倍になる可能性があるということは、裏を返せば値動きが大きく、期待が外れた場合の下落リスクもあるということです。
特に小型株は、出来高が少なく、少しの売買で株価が大きく動くことがあります。また、業績予想の修正や四半期決算の内容によって、株価が急落することもあります。
そのため、新NISAで個別株を買う場合でも、1銘柄に集中投資するのではなく、複数銘柄に分散し、打診買いから始めることが重要です。
また、動画内でも何度か触れられているように、買い場を待つ姿勢も大切です。良い銘柄であっても、高値で飛びつくと、その後の調整に耐えられなくなる可能性があります。
まとめ
今回の動画では、新NISAで狙いたいテンバガー候補として、テクノアルファ、エスティック、恵和、KG情報の4銘柄が紹介されました。
いずれも大型有名株ではなく、まだ市場で十分に注目されていない小型株です。しかし、半導体、防衛、EV、工場自動化、ディスプレイ、人手不足、採用DXといった中長期テーマに関わっており、今後の成長余地が期待される銘柄として取り上げられています。
新NISAは、利益や配当に税金がかからないため、長期投資との相性が良い制度です。だからこそ、単に有名だから買うのではなく、将来の成長性、財務の健全性、利益率、配当方針、株価水準を冷静に見ながら銘柄を選ぶことが大切です。
テンバガーを狙う投資は夢がありますが、同時にリスクもあります。重要なのは、期待だけで飛びつくのではなく、少額から分散して打診買いを行い、決算や事業の進捗を確認しながら保有判断を続けることです。
今回紹介された4銘柄は、派手な人気株ではありません。しかし、まだ多くの投資家に見つかっていない段階だからこそ、将来の成長を先回りできる可能性があります。新NISAを活用するうえで、こうした小型成長株を研究対象に加えることは、資産形成の選択肢を広げるきっかけになるでしょう。


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