NASDAQ100はどれを買う?トップ30指数・インド株下落・投資詐欺まで徹底解説

本記事は、YouTube動画『NASDAQ100はどれを買う?トップ30指数・インド株下落・投資詐欺について回答』の内容を基に構成しています。

米国株投資の代表的な選択肢として人気を集めているNASDAQ100ですが、実際に投資を始めようとすると「どの投資信託を選べばいいのか」「NASDAQ100より少し集中投資した商品はないのか」と迷う人も少なくありません。

また、近年人気が高まったインド株についても、購入後に値下がりし、「このまま保有してよいのか」と不安を感じている投資家が増えています。さらに、SNSを利用した投資詐欺や著名人のなりすましも大きな問題となっています。

動画では、こうした視聴者から寄せられた投資に関する疑問について、NASDAQ100の投資信託選び、NASDAQ100トップ30という新しい指数、インド株の考え方、そして投資詐欺への対策という4つのテーマを中心に解説しています。

目次

NASDAQ100に投資するならどの投資信託を選ぶべきか

最初の質問は、「NASDAQ100に投資する場合、どのNASDAQ100ファンドを買えばよいのか」というものです。

NASDAQ100は、NASDAQ市場に上場している企業のうち、金融関連企業を除く時価総額の大きな約100社で構成される株価指数です。

Apple、Microsoft、NVIDIA、Amazonなど、世界を代表する成長企業が多く組み入れられていることから、日本でも長期投資の対象として高い人気があります。

動画では、NASDAQ100に連動するインデックスファンドについては、基本的に「信託報酬が低い商品であれば大きな差はない」という考え方が紹介されています。

代表的な選択肢として挙げられているのが、SBI・NASDAQ100、ニッセイNASDAQ100、eMAXIS NASDAQ100、iFreeNEXT NASDAQ100です。

動画内で紹介された信託報酬は、おおむね次の水準です。

SBI・NASDAQ100が0.1958%、ニッセイNASDAQ100とeMAXIS NASDAQ100が0.2035%、iFreeNEXT NASDAQ100が0.495%となっています。

この数字だけを見ると、iFreeNEXT NASDAQ100は他の3商品よりコストが高くなっています。

長期投資では信託報酬の差が積み重なるため、同じ指数に連動するのであれば、基本的には運用コストが低い商品が有利になりやすいと考えられます。

NISAの投資枠によって選択肢が変わる

ただし、動画ではiFreeNEXT NASDAQ100を候補として挙げる理由についても説明しています。

それがNISAのつみたて投資枠です。

動画では、NASDAQ100関連商品の中で、つみたて投資枠を利用して購入できる選択肢としてiFreeNEXT NASDAQ100が紹介されています。

NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があり、成長投資枠でも投資信託を積み立てることはできます。

そのため、積立投資をするから必ずiFreeNEXT NASDAQ100を選ぶ必要があるわけではありません。

しかし、すでに成長投資枠を使い切っており、つみたて投資枠でNASDAQ100に投資したい場合には、商品選択の条件が変わってきます。

つまり、NASDAQ100ファンド選びでは単純に信託報酬だけを見るのではなく、「どのNISA枠を使うのか」まで考える必要があるということです。

NASDAQ100より集中投資できる「NASDAQ100トップ30」

動画ではNASDAQ100に続いて、少し特徴的な指数として「NASDAQ100トップ30インデックス」が紹介されています。

NASDAQ100は約100社に分散されています。

分散効果が期待できる一方、「せっかくNASDAQの成長企業に投資するのであれば、100社では少し広すぎる」と考える人もいるでしょう。

しかし、FANG+やテクノロジー関連の超集中型指数になると、今度は値動きが大きくなりすぎることが心配になります。

そこで、その中間に位置する選択肢として紹介されているのがNASDAQ100トップ30です。

名前の通り、NASDAQ100の中から大型企業を中心に30社へ絞り込んだ指数です。

NVIDIA、Apple、Microsoft、Micronなど、米国を代表するテクノロジー企業が多数組み入れられています。

約91.7%がテクノロジー関連企業

NASDAQ100トップ30の大きな特徴は、テクノロジー企業への集中度です。

動画によると、構成銘柄の中で一般的なテクノロジー企業とは言いにくい企業は、Walmart、PepsiCo、Costco、Lindeの4社程度とされています。

この4社の構成比は合計約8.3%です。

逆にいえば、約91.7%がテクノロジー関連企業で構成されていることになります。

NASDAQ100そのものもテクノロジー株の影響を強く受ける指数ですが、NASDAQ100トップ30では、その特徴がさらに強調されています。

そのため、NASDAQ100より高い成長性を狙える可能性がある反面、テクノロジー株が大きく下落した場合には、下落幅も大きくなりやすい点には注意が必要です。

NASDAQ100とトップ30のリターンを比較

動画では、NASDAQ100とNASDAQ100トップ30について、過去データを利用したリターン比較も紹介されています。

ドル建てベースのデータでは、NASDAQ100のリターンが1年34.38%、3年26.83%、5年16.68%、10年22.33%とされています。

一方、NASDAQ100トップ30は1年37.69%、3年30.3%、5年19.19%、10年23.86%となっています。

特に1年、3年、5年の期間では、NASDAQ100トップ30の方が年率でおおむね3ポイント程度高いリターンを示したと説明されています。

10年になると差は縮小しますが、それでもトップ30の方が高い数値になっています。

ただし、ここには重要な注意点があります。

NASDAQ100トップ30は比較的新しい指数であり、動画では2024年ごろに設定された指数と説明されています。

そのため、3年、5年、10年といった長期のリターンは、指数が実際に存在していた期間の運用実績ではありません。

過去の株価データに現在の指数ルールを当てはめ、「もし過去にもこの指数が存在していたら、これくらいの成績になっていた」というバックテストの数値です。

バックテストは投資判断の参考にはなりますが、将来も同じ結果になる保証はありません。

NASDAQ100トップ30に投資する方法

NASDAQ100トップ30に興味を持った場合、どのように投資すればよいのでしょうか。

動画では、現時点ではNASDAQ100トップ30に連動する一般的な投資信託は存在せず、ETFを利用する必要があると説明しています。

日本市場では「392A」というETFが紹介されており、信託報酬は約0.44%とされています。

また、米国ETFとしては「QQUP」が紹介されており、経費率は約0.2%とされています。

つまり、NASDAQ100トップ30は通常のNASDAQ100投資信託と比べると、まだ投資手段が限られている指数です。

動画では、「NASDAQ100では少し物足りないが、FANG+やさらに集中したテクノロジー指数ほど尖った投資はしたくない」という投資家にとって、NASDAQ100トップ30は中間的な選択肢になり得るとしています。

世界にはさらに尖ったNASDAQ100関連指数もある

NASDAQ100関連指数は、NASDAQ100とトップ30だけではありません。

動画では、世界にはさらに特徴的な指数が存在すると紹介しています。

その1つが「NASDAQ100ハイベータインデックス」です。

NASDAQ100の構成銘柄の中から、価格変動が大きく、高い値動きを示す25社を選ぶタイプの指数です。

一般的にベータとは、市場全体に対して株価がどの程度動きやすいかを示す指標です。

ベータが高い銘柄は、市場が上昇すると大きく上昇する可能性がある一方、市場が下落した場合には大きく下落する可能性があります。

もう1つが「NASDAQ100エンハンスト・グロース・インデックス」です。

こちらは単純に時価総額の大きな企業を30社選ぶのではなく、企業の成長力を示す複数の指標を使って30社を選別します。

動画では、粗利益の安定性、売上高に対する研究開発費、1株当たり売上高の成長率、今後2年間の予想EPS成長率という4つの基準が紹介されています。

つまり、単純な大型株指数ではなく、「成長性の高い企業」を定量的に選ぶ仕組みです。

ただし、動画によると、これらの商品は日本や米国では簡単に購入できません。

NASDAQ100ハイベータ関連の商品はブラジル、エンハンスト・グロース関連の商品は台湾で購入できる例があると紹介されています。

今後、日本でもこうした指数に連動する商品が登場すれば、NASDAQ100投資の選択肢はさらに広がる可能性があります。

現状ではNASDAQ100の低コストファンドが無難な選択

さまざまな指数が紹介されましたが、動画では最終的に、ほとんどの個人投資家にとってはSBI、ニッセイ、eMAXISなどのNASDAQ100連動商品が無難な選択ではないかとしています。

新しい指数や集中型指数は魅力的に見えます。

一方で、集中投資するほど特定企業や特定業種の影響を受けやすくなります。

高いリターンを狙える可能性と、高いリスクは基本的に表裏一体です。

そのため、「過去のリターンが高いから」という理由だけで商品を決めるのではなく、自分がどの程度の値下がりに耐えられるかまで考える必要があります。

インド株が下落している3つの理由

次の質問は、インド株についてです。

質問者は投資を始めて2年目で、友人に勧められてインド関連の投資信託を3本購入したものの、いずれも10~15%程度の含み損になっているといいます。

さらに、そのうち1つは2倍のレバレッジ商品で、最も大きな損失になっているとのことです。

動画では、最近のインド株が低迷している理由として、大きく3つの要因を挙げています。

原油高の影響を受けやすい

1つ目は原油価格です。

インドは人口約14億人を抱える巨大国家です。

自動車、物流、製造業などで大量のエネルギーを消費しますが、国内の原油生産だけですべての需要をまかなえるわけではありません。

そのため、原油輸入への依存度が高く、原油価格が上昇すると輸入コストが増加します。

企業のコスト増加やインフレにつながるため、インド経済にとって原油高は大きな負担になります。

半導体株上昇の波に乗れていない

2つ目は、世界株式市場をけん引している半導体分野で、インド企業の存在感がまだ小さいことです。

近年の世界株式市場では、AI需要の拡大を背景として半導体関連企業が大きく上昇してきました。

米国だけでなく、日本、台湾、韓国などでも半導体関連企業が株式市場を押し上げる場面が見られています。

一方、インド株式市場では、世界的に注目される大型半導体企業が少なく、AI・半導体相場の恩恵を直接受けにくい構造があります。

世界の株式市場が半導体株中心に上昇する局面では、この違いがパフォーマンスの差として表れやすくなります。

ルピー安がインド株の重荷になる

3つ目はインドルピー安です。

日本では円安になると、トヨタ自動車をはじめとする輸出企業の海外売上を円換算した金額が増えるため、株価にはプラス材料になることがあります。

しかし、インドは日本とは産業構造が異なります。

インド株式市場では国内消費、不動産、金融など、国内需要の影響が大きい企業が重要な位置を占めています。

そのためルピー安は、輸入物価の上昇やインフレを通じて国内経済を圧迫しやすく、株価にとって必ずしもプラスになりません。

同じ「自国通貨安」でも、日本とインドでは株式市場への影響が異なるという点が重要です。

インド株はこれから上昇するのか

では、インド株は今後上昇するのでしょうか。

動画での結論は「分からない」です。

インドには強力な成長材料があります。

最大の材料は人口です。

インドは約14億人という巨大な人口を抱えており、さらに働く世代の割合が高い「人口ボーナス」の恩恵が期待されています。

人口ボーナスとは、子どもや高齢者などの非生産年齢人口に対して、働く生産年齢人口の割合が高い状態を指します。

労働力が豊富になることで、生産、消費、貯蓄、投資が増え、経済成長につながる可能性があります。

日本も高度経済成長期に人口構造の追い風を受けました。

そのため、「インドも今後、本格的な経済成長期を迎えるのではないか」という期待があります。

一方で、「インドが次の経済大国になる」という話は以前から繰り返されてきました。

期待ほど急速に成長が進まない可能性もあります。

人口が多いというだけで株価上昇が保証されるわけではありません。

経済政策、教育、インフラ、雇用、企業利益、為替など、さまざまな条件が必要です。

分からないものには投資しないという考え方

インド株を保有し続けるべきかという質問に対して、動画では「よく分からないところには投資しない」という考え方を紹介しています。

これは「知らない商品には絶対に投資してはいけない」という意味ではありません。

調べることで理解できるのであれば、調査したうえで投資を続けるか、売却するかを判断できます。

問題は、調べても十分な情報を得られない場合です。

日本語で入手できるインド企業やインド経済の情報は、米国株や日本株と比べると限られる場合があります。

自分自身で投資判断できない状態で保有し続けると、株価が下落した際にも「なぜ下がったのか」「今後どう判断すべきか」が分からなくなります。

そのため、動画では、インドについて十分な知識や確信がないのであれば、一度売却して、より情報量の多い投資対象に移るという考え方も紹介しています。

初心者ならS&P500や全世界株式から始める選択肢

動画では、投資歴2年程度の初心者であれば、インド株を売却し、S&P500や全世界株式といった一般的なインデックスファンドへ移す方法を提案しています。

S&P500は米国の主要企業約500社へ分散投資する指数です。

全世界株式であれば、米国だけでなく、日本、欧州、新興国など世界中の企業へ幅広く投資できます。

動画では、こうしたインデックス投資を最低5年程度続け、その間に投資経験を積む方法を勧めています。

もちろん、S&P500や全世界株式であっても元本保証ではありません。

市場全体が下落すれば、資産価値が大きく下がることもあります。

しかし、特定の国や特定のテーマだけに集中するよりも、幅広い企業へ分散できるという特徴があります。

ある程度投資経験を積み、資産形成が進んだ後で、インド株などのより特徴的な資産へ投資するかどうかを考えても遅くないという考え方です。

レバレッジ商品には特に注意が必要

質問者は2倍のレバレッジ商品も保有していました。

レバレッジ型商品は、指数の日々の値動きを一定倍率にすることを目的に設計されている商品が一般的です。

上昇局面では大きな利益を得られる可能性がありますが、下落局面では損失も拡大します。

さらに、相場が上下を繰り返す場合には、長期間保有した際の値動きが単純に指数の累積リターンの2倍にはならないことがあります。

そのため、投資初心者が長期資産形成の中心として利用する場合には、商品の仕組みを十分理解しておく必要があります。

SNSで増えている投資詐欺やなりすましに注意

最後の質問は、投資に関するSNS上の人物についてです。

視聴者から、ある人物から投資に関する連絡を受けているものの、動画投稿者と関係があるのかという質問が寄せられました。

これに対し、動画ではその人物とは関係がないと説明しています。

そのうえで、XやInstagramなどを中心に、著名人や投資家になりすました偽アカウントが非常に増えていると警告しています。

よくある手口として、「特別な投資情報がある」「LINEに登録してください」といった形で、SNSから外部サービスへ誘導する方法があります。

最初は無料情報を提供し、その後、高額な投資商品や怪しい投資案件へ誘導するケースもあります。

怪しいアカウント本人に確認してはいけない

動画で特に重要な注意点として紹介されているのが、疑わしいアカウントそのものに「本物ですか」と確認しても意味がないということです。

詐欺アカウントに「あなたは詐欺ですか」と質問しても、「詐欺です」と答えることはありません。

そのため、確認する場合には別の経路を使う必要があります。

例えば、企業の公式ホームページに掲載されている問い合わせフォームや公式メールアドレスなど、確実に本人や企業へつながる方法を利用します。

SNSのプロフィールに貼られているリンクをそのまま信用するのではなく、自分で検索して公式サイトへアクセスすることが重要です。

少しでも怪しいと感じた場合には、その場で返信したり送金したりせず、一度確認する習慣を持つことが投資詐欺対策になります。

問い合わせる際には具体的な情報を伝える

動画では、公式窓口へ確認する際の注意点についても触れています。

単に「この人は本物ですか」とだけ送るのではなく、自分がどこで、どのようなアカウントから、どのような連絡を受けたのかを具体的に伝えることが大切です。

企業側にも大量の迷惑メールや詐欺メールが届いているため、内容が不明瞭な問い合わせでは適切な回答ができない可能性があります。

アカウント名、SNSの種類、受け取ったメッセージの内容などを整理して問い合わせることで、確認しやすくなります。

投資では「何を買うか」だけでなく「理解して買うこと」が重要

今回の動画には、NASDAQ100、NASDAQ100トップ30、インド株、レバレッジ商品、SNS投資詐欺と、一見すると異なるテーマが登場しました。

しかし、これらには共通する考え方があります。

それは、「自分が理解できるものに投資する」ということです。

NASDAQ100トップ30は過去の計算上ではNASDAQ100を上回るリターンを示していますが、企業数を絞ることでリスクも高まります。

インド株も、人口増加という魅力的な材料がありますが、それだけで将来の株価上昇が決まるわけではありません。

レバレッジ商品も、上昇した場合の利益だけを見れば魅力的ですが、下落時には損失も拡大します。

投資商品にはそれぞれメリットとリスクがあります。

「上がりそうだから」「友人に勧められたから」「SNSで有名な人が紹介していたから」という理由だけではなく、自分で仕組みを説明できる程度まで理解してから投資することが重要です。

まとめ

今回の動画では、NASDAQ100関連商品の選び方からインド株、投資詐欺まで、個人投資家が直面しやすい疑問について幅広く解説されました。

NASDAQ100に投資する場合、基本的にはSBI、ニッセイ、eMAXISなどの低コストインデックスファンドが有力な選択肢になります。

さらに集中投資したい場合には、NASDAQ100トップ30という選択肢もあります。過去データではNASDAQ100を上回るリターンを示していますが、指数自体が新しく、長期データはバックテストであることには注意が必要です。

一方、インド株については、原油高、半導体企業の存在感の弱さ、ルピー安などが株価の重荷になっていると動画では解説されています。

インドには人口ボーナスという長期的な成長材料があるものの、それだけで株価上昇が保証されるわけではありません。

投資先について十分に理解できないのであれば、まずはS&P500や全世界株式など、情報量が多く幅広く分散された商品で投資経験を積むという方法もあります。

そして、SNSを利用した投資詐欺にも注意が必要です。

著名人や企業を名乗るアカウントから突然投資情報を持ちかけられた場合には、相手が提示した連絡先ではなく、公式サイトなど別の経路から確認することが重要です。

投資では高いリターンを探すことも大切ですが、それ以上に重要なのは「自分が何に投資しているのかを理解していること」です。

投資対象の仕組み、リスク、値動きの理由を理解したうえで、自分の投資経験やリスク許容度に合った商品を選ぶことが、長期的な資産形成につながっていきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次