本記事は、YouTube動画『米中間選挙で日本株は暴落か急騰か?過去15回のデータから今後の株価を分析』の内容を基に構成しています。
2026年11月3日に予定されているアメリカの中間選挙を前に、日本株の先行きが注目されています。
10月21日の日経平均株価は前日比546円高の6万4,621円で取引を終え、3営業日ぶりに反発しました。しかし、取引時間中には一時1,329円高まで上昇したものの、午後にかけて上げ幅が大きく縮小しました。
朝の上昇幅の約6割が失われたことになります。
この値動きは、株式市場の反発が一時的なものに終わる可能性を示しているのでしょうか。それとも、中間選挙をきっかけに日本株が再び上昇する前兆なのでしょうか。
動画では、1966年以降のアメリカ中間選挙15回と、1970年以降の日経平均の値動きを分析しています。
その結果、中間選挙後6ヶ月で日経平均が上昇した割合は80%だった一方、直近の株価パターンからは短期的な下落リスクが約68%という、対照的な結果が紹介されています。
今回は、日経平均が上げ幅を縮小した背景、アメリカ中間選挙と日本株の関係、過去の統計、そして今後想定される3つのシナリオについて詳しく解説します。
日経平均は一時1,329円高から失速、上昇幅の約6割を失う
朝の急騰から午後にかけて売りが優勢に
10月21日の日経平均株価は、前日比811円高の6万4,886円で取引を開始しました。
前日までの2営業日で1,200円以上下落していたことから、その反動による買い戻しが入ったと考えられます。
また、前日のアメリカ市場ではダウ平均が529ドル上昇していました。アメリカとイランの交渉が合意に近づいているとの報道を受け、原油価格が下落したことも株式市場の支援材料となりました。
こうした流れを受け、日経平均は午前9時29分に6万5,404円まで上昇します。前日比では1,329円高となりました。
しかし、その後は状況が一変します。
6万5,000円を超えたところで戻り売りが増加し、午前10時には6万4,700円台まで下落しました。
午前11時には再び6万5,100円台を回復したものの、買いの勢いは続きませんでした。
前場の終値は6万4,824円、前日比748円高でした。
午後に入るとさらに売りが強まり、午後1時16分には6万4,559円まで下落しました。
最終的な終値は6万4,621円、前日比546円高となっています。
高値の6万5,404円から終値までは783円の下落です。
朝の上昇幅1,329円のうち、終値まで維持できたのは約41%でした。
NASDAQ先物の伸び悩みも影響
日本株の上げ幅縮小と同じ時間帯に、アメリカのNASDAQ先物も伸び悩んでいました。
動画によると、午前11時から午後3時30分にかけてNASDAQ先物が下落し、東京市場の半導体関連株も上げ幅を縮小しました。
日本の半導体関連企業は、アメリカのAI関連株やNASDAQの動向に影響を受けやすい傾向があります。
そのため、アメリカのハイテク株に対する警戒感が日本株にも波及した可能性があります。
日経平均の上げ幅縮小は半導体・AI関連4銘柄が主因
わずか4銘柄で下落寄与額の約64%を占める
今回の値動きで注目されるのは、日経平均の上昇幅を縮小させた銘柄が一部に集中していたことです。
日経平均は225銘柄から構成されていますが、株価平均型の指数であるため、株価水準の高い銘柄ほど指数への影響が大きくなりやすい特徴があります。
動画では、次の4銘柄が特に大きな影響を与えたとしています。
- アドバンテスト
- 東京エレクトロン
- ソフトバンクグループ
- キオクシア
朝の高値時点では、これら4銘柄の上昇による日経平均への寄与額は合計約740円でした。
日経平均全体の上昇幅1,329円の約56%を占めていたことになります。
ところが、終値時点では4銘柄の寄与額が約242円まで縮小しました。
動画の集計では、この4銘柄だけで約501円の上昇幅が失われたとされています。
日経平均全体で失われた783円の約64%に相当する計算です。
つまり、今回の日経平均の失速は、市場全体が一斉に売られたというより、AI・半導体関連の主力株に売りが集中したことが大きな要因だったと考えられます。
主力4銘柄は朝の上昇幅を大きく縮小
個別銘柄の値動きを見ると、上昇幅の縮小がより明確になります。
| 銘柄 | 朝の高値時の上昇率 | 終値の上昇率 |
|---|---|---|
| キオクシア | +7.65% | +2.82% |
| アドバンテスト | +5.64% | +1.68% |
| ソフトバンクグループ | +5.27% | +1.49% |
| 東京エレクトロン | +3.37% | +0.74% |
いずれもプラス圏を維持したものの、朝の上昇率からは大幅に縮小しています。
一方で、三菱UFJフィナンシャル・グループは朝の高値時点で2.63%高、終値でも2.39%高と、上昇幅をほぼ維持しました。
また、TOPIXに連動するETFの上昇率は0.90%で、日経平均の0.85%を上回っています。
これは、日経平均の値動きが一部の値がさ株に強く左右されていたことを示唆しています。
動画では、市場全体が崩れているのではなく、AI・半導体関連の主力4銘柄に対する期待が後退しているという見方が示されています。
AI関連企業への設備投資が過剰になっているのではないかという懸念が残るなか、投資家が本格的な買いを入れる前に企業決算を確認しようとしている可能性があります。
2026年11月3日のアメリカ中間選挙で何が変わるのか
中間選挙とは何か
アメリカの中間選挙は、大統領選挙から2年後に実施される連邦議会選挙です。
2026年11月3日の選挙では、下院435議席のすべてと、上院の一部の議席が改選対象となります。
動画では、上院100議席のうち35議席が選ばれると説明されています。
中間選挙では、大統領の所属政党が議会の多数派を維持できるかどうかが大きな焦点です。
今回の選挙では、トランプ大統領率いる共和党が議会の主導権を維持できるか、民主党が多数派を奪還するかが注目されています。
下院では民主党優勢、上院は接戦との見方
動画が紹介する10月19日時点の予測では、下院は民主党が優勢とされています。
選挙予測サイトDDHQでは、民主党が下院で勝利する確率を77%と予測していました。
また、予測市場のKalshiでは、その確率が91%とされていました。
一方、上院については予測が分かれており、共和党が多数派を維持するという見方もあります。
仮に下院を民主党が奪還し、上院を共和党が維持した場合、大統領と議会の一部で多数派政党が異なる「ねじれ議会」が生まれます。
この状態では、大統領が新しい法律や政策を成立させることが難しくなる場合があります。
特に市場が注目しているのは、関税政策、連邦予算、債務上限問題、そしてテクノロジー企業やエネルギー企業への規制です。
もっとも、議会がねじれることは必ずしも株安を意味するわけではありません。
急激な政策変更が難しくなることで、株式市場が安定する可能性もあります。
日本株が選挙結果に反応するのは11月4日
2026年11月3日は火曜日ですが、日本では文化の日にあたり、東京株式市場は休場します。
アメリカの開票は日本時間の11月4日朝から進むため、日本株が本格的に結果を織り込むのは11月4日水曜日です。
そのため、日本の投資家にとっては11月3日だけでなく、翌4日の市場の反応が重要になります。
過去15回の中間選挙で日経平均はどう動いたのか
選挙直前から投票結果判明までは大きな傾向がない
動画では、1966年からの15回のアメリカ中間選挙を対象に、日経平均の値動きを分析しています。
比較の起点は、今回と同じく選挙13日前です。
まず、選挙13日前から開票直前までの日経平均は、15回中9回上昇していました。
上昇した割合は60%、平均騰落率は+0.91%です。
また、選挙結果が判明した日の値動きは、15回中8回が上昇で、平均騰落率は+0.22%でした。
1998年には4.12%上昇した一方、1990年には1.94%下落しています。
これらのデータからは、中間選挙の結果が判明しただけで日経平均が一方向に大きく動くという明確な傾向は見られません。
中間選挙から6ヶ月後は80%の確率で上昇
興味深いのは、選挙から時間が経過するほど上昇する割合が高くなっていることです。
動画で紹介された過去15回の分析結果は次のとおりです。
| 期間 | 日経平均の上昇回数 | 上昇割合 |
|---|---|---|
| 選挙13日前から開票直前 | 9回 / 15回 | 60% |
| 選挙結果判明日 | 8回 / 15回 | 53% |
| 選挙1ヶ月後 | 9回 / 15回 | 60% |
| 選挙3ヶ月後 | 9回 / 15回 | 60% |
| 選挙6ヶ月後 | 12回 / 15回 | 80% |
選挙6ヶ月後の平均上昇率は9.87%でした。
さらに、動画の集計によると、アメリカのS&P500指数は対象となった15回の中間選挙すべてで、選挙6ヶ月後と1年後に上昇していたとされています。
ただし、これらは過去の特定期間を集計した結果であり、今後も同じ傾向が続くことを保証するものではありません。
それでも、過去の統計上は中間選挙の直後よりも、その後数ヶ月の株価上昇に注目すべきだという結果になっています。
中間選挙後の暴落と急騰、どちらが多かったのか
8%以上の急騰は33%、暴落は約7%
動画では、選挙13日前から選挙1ヶ月後までの期間について、日経平均が一定幅以上動いた回数も調べています。
今回の10月21日と同じ位置から比較した結果、5%以上下落した場面があったのは15回中5回、約33%でした。
一方、5%以上上昇した場面があったのは15回中7回、約47%です。
さらに値幅を8%に広げると、違いがより鮮明になります。
| 値動き | 発生回数 | 割合 |
|---|---|---|
| 8%以上上昇 | 5回 / 15回 | 33% |
| 8%以上下落 | 1回 / 15回 | 約7% |
8%以上下落したのは、バブル崩壊が進んでいた1990年だけでした。
一方、8%以上上昇したのは1974年、1982年、1986年、2010年、2014年の5回です。
つまり、過去15回の中間選挙では、8%以上の上昇が発生した回数は、8%以上の下落の5倍でした。
現在の日経平均に当てはめるとどうなるか
10月21日の終値6万4,621円を基準にすると、8%上昇した水準は約6万9,791円です。
反対に、8%下落した水準は約5万9,451円となります。
過去のデータをそのまま当てはめた場合、選挙1ヶ月後までに6万9,791円以上になる場面があった割合は約33%です。
一方、5万9,451円以下になる場面があった割合は約7%にとどまります。
ただし、サンプル数は15回しかありません。
1回の結果が変わるだけで割合は約6.7ポイント変化します。
また、過去に発生した割合は将来の確率を直接示すものではないため、33%や7%という数字は統計上の参考値として捉える必要があります。
2018年の中間選挙が今回に似ている理由
トランプ政権と株価下落という共通点
動画では、今回に近い条件を持つ過去の選挙として2018年が取り上げられています。
2018年もトランプ大統領の政権下で中間選挙が実施され、民主党が下院の多数派を奪還しました。
さらに、選挙13日前の時点で日経平均が直近の高値から約9.0%下落していた点も共通しています。
2026年10月21日時点の日経平均は、直近の高値から約8.58%下落した位置にあります。
株価の位置関係は非常によく似ています。
2018年は選挙後の12月に大幅下落
2018年の日経平均は、選挙直前までに0.26%上昇し、選挙結果が判明した日には0.28%下落しました。
選挙そのものへの反応は限定的でした。
しかし、その後の12月には大幅な下落が発生しています。
12月25日にはその年の最安値を記録し、選挙13日前の起点から年末までの下落率は9.40%となりました。
背景には、アメリカの金融引き締めと米中貿易摩擦への警戒がありました。
一方で、その後は株価が回復し、動画によると1年後には選挙直前の終値を4.02%上回りました。
この事例から分かるのは、選挙結果だけで株価の方向が決まるわけではないということです。
実際には、金融政策、貿易問題、企業業績などが複雑に影響します。
したがって、2018年と現在の株価の位置が似ているからといって、同じ下落が繰り返されるとは限りません。
日経平均の現在のチャート形状は短期的な下落を警告
朝の急騰後に失速した過去22回のデータ
ここまでの中間選挙データは、中期的な株価上昇を示唆していました。
ところが、10月21日の日経平均の値動きそのものを分析すると、異なる結果が出ています。
動画では、1970年以降で次の条件を満たす日を調査しています。
- 直近高値から6~12%下落している
- 取引時間中に前日比2%以上上昇する
- 上昇幅の半分以上を失ってプラス圏で取引を終える
この条件を満たしたケースは過去22回ありました。
そのうち15回、約68%で20営業日以内に直前の安値を下回ったとされています。
今回の直前安値は6万3,807円です。
動画では、11月19日までにこの水準を再び下回る可能性があると分析しています。
2026年にはすでに2回発生
さらに、2026年には同じような値動きがすでに2回発生していると説明されています。
3月5日と7月10日です。
いずれも、その後20営業日以内に直前安値を下回りました。
動画によると、3月のケースでは最大8.5%、7月のケースでは最大11.8%の下落が確認されています。
もっとも、2026年の事例はまだ2回にすぎません。
短期的な下落リスクを考える材料にはなりますが、次も同じ値動きになると断定することはできません。
一方で、短期間の高値更新も約68%
重要なのは、今回のチャートパターンが必ずしも一方向の下落だけを示しているわけではないことです。
過去22回のうち15回、約68%では、10営業日以内に当日の高値を終値で上回っていました。
今回であれば、6万5,404円がその基準です。
つまり、過去の事例では直前安値を割る動きも、高値を更新する動きも、ともに高い割合で発生していました。
さらに22回中8回では、上方向と下方向の両方の値動きが確認されています。
このことから動画では、今後数週間について、単純な下落相場というよりも、上下に大きく振れやすい不安定な相場を想定しています。
短期的には下値を試す一方、中期的には上昇するという見方も、必ずしも矛盾するものではありません。
今後の日経平均で想定される3つのシナリオ
動画では、過去の統計と現在のチャート形状を組み合わせ、今後の値動きについて3つのシナリオを提示しています。
シナリオ1:一度安値を試してから反発する
最も有力なシナリオとして挙げられているのが、選挙前後に一度下値を試し、その後に反発する展開です。
現在のチャート形状に似た過去22回のうち約68%では、20営業日以内に直前の安値を下回っていました。
このパターンを参考にすると、11月19日までに6万3,807円を下回る可能性があります。
その場合、次に注目されるのが6万3,616円です。
この水準は直近高値から約10%下落した位置とされています。
動画では、この付近で下げ止まれば、年末から年明けに向けて株価が回復する可能性があるとしています。
過去15回の中間選挙では、6ヶ月後に日経平均が上昇していた割合が80%だったことも、このシナリオを支える材料です。
シナリオ2:半導体関連株の決算を契機に急騰する
2つ目は、AI・半導体関連株が買い戻され、日経平均が急速に回復するシナリオです。
動画では、10月末に予定されている企業決算が重要になると指摘しています。
特に、アドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシアなどの決算が市場の期待を上回れば、これまで売られていた半導体関連株が反発する可能性があります。
上値の重要な水準として挙げられているのは、6万5,712円と25日移動平均線の6万6,358円です。
これらを終値で上回れば、株価回復の勢いが強まったと判断する材料になります。
さらに、中間選挙後の上昇パターンが強く表れれば、6万9,791円付近まで上昇する可能性も考えられます。
ただし、この水準への上昇は過去15回中5回にとどまっているため、必ず実現するような展開ではありません。
シナリオ3:重要な下値を割り込み暴落する
3つ目は、6万3,616円を終値で下回り、下落が加速するシナリオです。
この場合、次の重要な目安として5万9,451円が挙げられます。
現在の終値から8%下落した水準です。
過去15回の中間選挙では、このような下落が発生したのは1回だけでした。
そのため、動画では急騰よりも発生頻度が低かったシナリオとして位置づけています。
もっとも、2026年7月には同様のチャートパターンの後に11.8%下落した事例があるとされています。
アメリカの金融政策、AI投資への懸念、企業決算の悪化などが重なれば、下落が拡大する可能性も否定できません。
日経平均の重要な株価水準
今後の動向を判断するうえで、動画では次の価格が重要だとしています。
| 株価水準 | 意味 |
|---|---|
| 6万9,791円 | 現在値から8%上昇した水準 |
| 6万6,358円 | 25日移動平均線 |
| 6万5,712円 | 直近の反発局面の高値 |
| 6万5,404円 | 10月21日の高値 |
| 6万4,621円 | 10月21日の終値 |
| 6万3,807円 | 直前の安値 |
| 6万3,616円 | 直近高値から約10%下落した水準 |
| 5万9,451円 | 現在値から8%下落した水準 |
特に短期的には、6万3,807円を下回るか、6万5,712円を上回るかが注目されます。
ただし、株価水準は相場の変化とともに重要性が変わるため、固定的な売買判断の基準にすることは避ける必要があります。
10月末から11月初旬に集中する重要イベント
今回の日本株の方向性を左右するのは、中間選挙だけではありません。
むしろ、動画では10月28日から30日に集中する企業決算と金融政策イベントが重要だと指摘しています。
紹介されている主な予定は次のとおりです。
| 日時 | イベント |
|---|---|
| 10月28日 15時30分 | アドバンテスト決算 |
| 10月29日 早朝 | アメリカの金融政策決定 |
| 10月29日 早朝 | Microsoft、Alphabet決算 |
| 10月30日 昼頃 | 日本銀行の金融政策決定 |
| 10月30日 取引終了後 | 東京エレクトロン、キオクシア決算 |
| 11月3日 | アメリカ中間選挙 |
| 11月4日 | 日本株が中間選挙の結果を織り込む |
※日時は動画で紹介された予定に基づいています。
今回の日経平均の上昇幅縮小に大きく影響した4銘柄のうち、3銘柄が10月末に決算を予定しています。
このため、アメリカ中間選挙よりも先に、企業決算によって市場の方向性が変わる可能性があります。
また、アメリカの金融政策では、今後の利下げ方針や物価見通しが注目されます。
日本銀行の金融政策も、円相場や国内金利を通じて日本株に影響する可能性があります。
中間選挙後に株価が上昇しやすい理由とは
ここからは、動画の分析を理解するための補足です。
アメリカの中間選挙後に株式市場が上昇しやすいとされる背景には、いくつかの仮説があります。
1つは、政治的な不透明感の後退です。
選挙前には、与党が議席を失う可能性や政策変更への警戒から、投資家が慎重になることがあります。
しかし、選挙結果が判明すると、今後の政策運営を予測しやすくなる場合があります。
もう1つは、ねじれ議会による政策変更の抑制です。
大統領と議会の多数派が異なると、規制や税制の大幅な変更が難しくなる可能性があります。
株式市場では、こうした政策面の安定性が好感される場合があります。
ただし、これらは中間選挙後の株価上昇を説明するための仮説であり、因果関係が確立しているわけではありません。
金融政策や景気循環がたまたま選挙後の期間と重なることもあります。
実際、2018年のように選挙後に大幅下落した年もあり、選挙だけを根拠に投資判断を行うことには注意が必要です。
現物株・信用取引・新規投資では何に注意すべきか
現物株を長期保有している場合
現物株を長期保有している投資家にとっては、中間選挙後6ヶ月で日経平均が上昇した割合80%というデータが参考になります。
ただし、日経平均が上昇しても、すべての銘柄が上昇するわけではありません。
今回の相場でも、半導体関連株は大きく上昇幅を縮小した一方、銀行株などには比較的強い値動きが見られました。
保有銘柄の業績や財務内容、株価の位置を確認することが重要です。
信用取引を利用している場合
信用取引では、短期的な株価下落が大きな損失につながる可能性があります。
動画では、今後20営業日以内に直前安値を割った過去の割合が約68%だったことを踏まえ、証拠金維持率に注意するよう呼びかけています。
特に6万3,807円を下回った場合に、保有ポジションがどの程度の損失になるかを事前に把握しておく必要があります。
信用取引では、予想が最終的に当たったとしても、その途中の大きな値動きによって追証や強制決済が発生する可能性があります。
これから新規投資を検討している場合
新規投資を検討している場合、動画では買いを急ぐよりも下げ止まりを確認することが重要だとしています。
特に、6万3,807円や6万3,616円付近で株価がどのように反応するかが注目点となります。
また、10月末の企業決算と11月4日の選挙結果に対する市場の反応も、今後の方向性を判断する材料になります。
まとめ:中間選挙後は上昇優勢の統計だが、短期的な急落には警戒が必要
2026年11月3日のアメリカ中間選挙を前に、日経平均は短期的な方向感を探る展開となっています。
10月21日は一時1,329円高まで上昇したものの、終値では546円高まで上昇幅が縮小しました。
特にAI・半導体関連の主力4銘柄に売りが集中したことが、日経平均の失速につながったと動画では分析しています。
一方、過去15回の中間選挙を調べると、選挙1ヶ月後までに8%以上上昇したケースは5回、8%以上下落したケースは1回でした。
さらに、選挙6ヶ月後には15回中12回、80%で日経平均が上昇していました。
しかし、現在と似たチャート形状を過去22回調べた結果では、約68%で20営業日以内に直前の安値を割っています。
これらの結果から、動画では短期的に下値を試した後、中期的に上昇する展開を有力視しています。
ただし、過去に上昇した割合が高かったことと、今回も上昇することは別問題です。
2018年には、トランプ政権下の中間選挙後に金融引き締めや貿易摩擦の影響で日経平均が大きく下落しました。
今回も、中間選挙の結果だけでなく、10月末の半導体関連企業の決算、アメリカと日本の金融政策、AI関連株の動向などが重要な判断材料になります。
今後の株価水準としては、下値では6万3,807円と6万3,616円、上値では6万5,712円と6万6,358円が注目されます。
中間選挙をきっかけに急騰するのか、それとも一度大きな調整を経て回復するのか。今後数週間は、政治イベントと企業業績の両面から日本株の動向を慎重に見極める必要がありそうです。
※本記事は動画内で紹介された市場データ、過去の統計および分析者の見解をまとめたものです。統計数値や今後のシナリオは動画の説明に基づいており、独立した再計算・検証を行ったものではありません。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。


コメント