日本株が全面安、半導体・銀行株が急落 年初来安値の建設株に投資チャンスはあるのか

本記事は、YouTube動画『日本株急落で資産がっつり減!年初来安値更新銘柄も』の内容を基に構成しています。

2026年8月19日の日本株市場では、前日に続いて大幅な株価下落が起こりました。前日は半導体関連株を中心とした下落が目立っていましたが、この日は銀行や建設など幅広い業種に売りが広がり、いわば「全面安」に近い相場となりました。

動画では、古河電気工業やフジクラ、住友電気工業といった電線株、キオクシアホールディングスなどの半導体関連株、三菱UFJフィナンシャル・グループなどのメガバンクが大きく売られた状況を確認しています。

一方、こうした市場全体の下落によって、企業そのものに大きな悪材料が出ていないにもかかわらず株価が下落している銘柄もあります。動画では特に建設株に注目し、鹿島建設、大林組、大成建設、五洋建設、熊谷組などを今後の投資候補として取り上げています。

目次

日経平均は2日連続の大幅下落、全面安の展開に

8月19日の日経平均株価は大幅続落となり、動画では6万5500円を下回ったと説明されています。前日にも約2.5%下落していましたが、この日も約3.2%、2000円以上下落する非常に厳しい相場となりました。

前日の下落は半導体関連株が中心でしたが、19日は状況が異なります。半導体だけでなく銀行株などにも売りが広がったため、保有銘柄によってはかなり大きな含み損を抱えた投資家も少なくなかったと考えられます。

動画投稿者自身も、証券口座の資産額が最近ではあまり見たことがないほど大きく減少したと話しています。

しかし同時に、市場全体が大きく売られたことで、これまで高値で手を出しにくかった銘柄にも買いやすい水準まで下落してきたものが増えています。

そのため今回の下落を単純に「損失」として捉えるだけではなく、新たな投資対象を探す機会として見ることもできるというのが動画全体の大きなテーマです。

電線株が急落、古河電工は約13.7%安

まず大きな下落が目立ったのが、いわゆる「電線3兄弟」です。

古河電気工業、フジクラ、住友電気工業の3社はいずれも大幅安となりました。

古河電気工業は約13.7%下落

古河電気工業は約13.7%という非常に大きな下落となりました。

一時大きく株価を上昇させていた銘柄だけに、高値から大幅に下落すると「そろそろ買ってみたい」と考える投資家も出てきます。

しかし、動画ではこうした銘柄はボラティリティが非常に大きいため注意が必要だとしています。

ボラティリティとは、株価の値動きの大きさを表す言葉です。

大きく上昇する可能性がある一方で、短期間に10%以上下落することもあるため、株価が安くなったという理由だけで飛びつくのはリスクがあります。

フジクラも約10%安

フジクラもこの日は約10%下落しました。

フジクラはAIデータセンターや通信インフラ関連として注目され、株価が大きく上昇してきた銘柄の1つです。

動画では、今後ボックス相場のような動きになれば短期的な値幅を狙える可能性もあるとしています。

ただし、値動きが激しい銘柄であるため、動画投稿者自身は短期売買には参加せず、様子を見る姿勢を示しています。

住友電気工業は約9%下落

住友電気工業も約9%下落しました。

ただし、古河電工やフジクラと比較すると、動画では住友電工について比較的投資を検討しやすい銘柄として取り上げています。

配当があり、極端な割高感も小さいため、電線3社の中では長期投資の候補として考えやすいという見方です。

半導体関連株も大幅安、キオクシアは約12.6%下落

電線株だけではありません。

半導体関連株も引き続き大幅な下落となりました。

キオクシアは約12.6%安

キオクシアホールディングスは前日の下落に続き、この日も約12.6%下落しました。

動画では、キオクシアの株価について、過去に大きく上昇した後に急落し、その後再び戻すなど、非常に激しい値動きを繰り返している点を指摘しています。

投稿者自身は8万8000円付近で購入しており、自分にはこうした値動きの激しい投資は向いていなかったと振り返っています。

この点は個人投資家にとって重要です。

株価が上がる可能性だけを見るのではなく、「自分がその値動きに耐えられるか」も投資判断では重要になります。

SAMCOは約9.2%安

半導体製造装置を手掛けるSAMCOも約9.2%下落しました。

株価は直近で大きく下落しており、これまでのトレンドから見ると比較的安い水準まで下がっていると動画では評価しています。

ただし、単純に下がったから割安というわけではありません。

業績や今後の半導体需要を確認したうえで判断する必要があります。

ルネサスも約9%下落

ルネサスエレクトロニクスも約9.06%下落しました。

半導体関連株全体に売りが広がっていますが、動画では「ここから半導体業界全体が長期的な暴落トレンドに入る」と考えている市場関係者ばかりではないとしています。

そのため、半導体需要の成長が続くのであれば、こうした急落局面で買い、将来的な反発局面で利益を狙うという考え方もあります。

ただし、半導体株の中には株価指標から見て割高な銘柄もあるため、「いつか売る」という出口戦略を持つことが重要だとしています。

ソフトバンクグループも約10%下落

ソフトバンクグループも約10%下落しました。

同社はAI関連企業への投資を積極的に進めているため、AI・半導体関連株の値動きに影響されやすい銘柄の1つです。

株価は大きく上昇していたところから下落しており、動画ではチャート上の節目に近づいていることから、購入を検討できるポイントの1つではないかとしています。

ただし、ソフトバンクグループは通信事業を行う「ソフトバンク」とは別会社です。

前者は投資会社としての性格が強いソフトバンクグループであり、後者は国内通信事業を中心とする子会社です。

メガバンクも一斉安、銀行株に何が起きたのか

今回の下落で動画投稿者が特に驚いたとしているのが銀行株です。

これまで比較的強い値動きを続けていたメガバンクが、一斉に4~5%程度下落しました。

動画では、三菱UFJフィナンシャル・グループが約4.4%、みずほフィナンシャルグループが約5%、三井住友フィナンシャルグループが約4.8%下落したと説明しています。

銀行株下落の背景に「長期金利」

銀行株が売られた背景の1つとして動画で取り上げられているのが、長期金利の上昇一服です。

一般的に銀行は、預金などで低い金利で資金を集め、それをより高い金利で企業や個人に貸し出すことで利益を得ます。

そのため金利上昇局面では、銀行の利ざやが拡大するとの期待から株価が上昇しやすくなります。

逆に、長期金利の上昇が止まると「これ以上銀行の収益環境は改善しないのではないか」という見方が出てきます。

すると、それまで銀行株を保有していた投資家が利益確定に動きやすくなります。

今回のメガバンク株下落についても、こうした金利上昇の一服感が背景にあると動画では解説しています。

三菱UFJ・みずほ・三井住友は長期投資なら狙えるのか

大幅に下落したとはいえ、動画では銀行株について極端に悲観しているわけではありません。

今後も利上げが進めば、銀行株にとって再び追い風になる可能性があるからです。

三菱UFJフィナンシャル・グループ

三菱UFJは今回の下落によって、以前よりも投資を検討しやすい水準になってきたとしています。

銀行株は株価上昇だけではなく配当も重要です。

長期保有を前提とするのであれば、短期的な価格変動だけで判断するのではなく、配当を受け取りながら企業成長を待つという方法もあります。

みずほフィナンシャルグループ

みずほはメガバンク3社の中でも比較的値動きが大きく、この日も約5%下落しました。

配当利回りだけを見ると必ずしも非常に割安とは言えないものの、業績や今後の増配次第では投資魅力が高まる可能性があるとしています。

三井住友フィナンシャルグループ

三井住友FGも約4.8%下落しました。

動画では、配当利回りが約2.7%程度まで上昇しているとし、長期的に株価と配当の両方が成長するのであれば、現在の水準からでも購入を検討できるのではないかとしています。

地方銀行にも5~6%下落が続出

売られたのはメガバンクだけではありません。

地方銀行にも5~6%程度下落する銘柄が数多く見られました。

銀行株全体が売られる状況だったため、個別企業の問題ではなく業種全体の調整という側面が強かったと考えることもできます。

こうした局面では、業績や財務内容が良いにもかかわらず、市場全体につられて売られている銘柄を探すことが投資戦略の1つになります。

ただし、高配当であることだけを理由に購入するのは注意が必要です。

一般的に市場から高く評価されている企業ほど株価も高くなりやすいため、優良企業でありながら極端に高い配当利回りが放置されているケースは多くありません。

配当、業績、財務、株価水準などを総合的に考える必要があります。

今後注目したいのは「建設株」

動画後半では、今回の急落によって投資しやすくなった業種として建設株を取り上げています。

投稿者自身、これまで建設株をほとんど保有していなかったものの、株価下落によって魅力的な水準まで下がった銘柄が増えてきたことから、新たな投資先として注目しています。

鹿島建設は配当利回り約3.1%

まず紹介されているのが鹿島建設です。

鹿島建設は以前から株価が下落していましたが、今回の市場全体の急落によってさらに安くなりました。

その結果、動画では配当利回りが約3.1%まで上昇しているとしています。

決算内容も極端に悪いものではなく、自己資本比率も比較的高い点が評価されています。

時価総額も約2.5兆円規模と大きく、スーパーゼネコンとしての事業基盤を考えれば、安定性を重視する投資家にとって検討しやすい銘柄の1つと言えそうです。

大林組は配当利回り約3.2%

大林組もこの日は約3.7%下落しました。

大林組もスーパーゼネコンの1社であり、時価総額は2兆円を超える大型企業です。

株価下落によって配当利回りは約3.2%となり、以前より購入しやすい水準になっていると動画では評価しています。

建設株はAIや半導体ほど派手な成長テーマではありませんが、国内インフラ整備、再開発、データセンター建設など長期的な需要が存在する業界でもあります。

大成建設も株価下落で利回り3%台へ

大成建設も約4%下落しました。

株価が1万2000円前後と高いため、100株単位では購入金額が100万円を超えます。

そのため個人投資家にとって購入のハードルは比較的高い銘柄です。

ただ、株価下落によって配当利回りが3%を超えてきたことから、動画では投資を検討できる水準になってきたとしています。

業績については減益予想ではあるものの、足元の数字は一定の水準を維持しており、今後の業績次第では再評価される可能性があります。

五洋建設は配当利回り約3.8%

続いて紹介されているのが五洋建設です。

五洋建設は海洋土木に強みを持つ建設会社で、スーパーゼネコンよりも時価総額は小さいものの、大規模な港湾工事などで存在感を持っています。

この日は約5%下落しました。

動画では配当利回りが約3.8%まで上昇しており、株価単価も比較的低いため、個人投資家が購入しやすい点を評価しています。

また、業績についても過去最高水準からさらに上振れが期待される状況として紹介されています。

熊谷組は配当利回り約4%

熊谷組も約3.2%下落しました。

株価が下がったことで配当利回りは4%近くまで上昇しています。

決算については今期の利益減少が予想されているものの、建設・不動産業は大型案件の計上時期によって四半期ごとの業績が大きく変動する傾向があります。

そのため短期的な数字だけで判断するのではなく、受注残や中長期的な利益推移を見ることも重要になります。

自己資本比率も40%を超えており、動画では全体的に悪くない銘柄として評価しています。

株価急落は「優良株を探しやすい相場」でもある

株価が大幅に下落すると、保有資産が減るため投資家にとって精神的には苦しい局面になります。

しかし、長期投資という視点では必ずしも悪いことばかりではありません。

株価が上昇し続けている局面では、業績の良い企業は株価も高くなり、割安な投資対象を見つけることが難しくなります。

一方、市場全体の悪材料によって幅広い銘柄が一斉に売られた場合、企業そのものに問題がなくても株価が下落するケースがあります。

動画では、こうした局面では「安くて良い銘柄」が見つけやすくなると説明しています。

これは長期投資において非常に重要な考え方です。

「下落したから買う」のではなく、「以前から欲しかった優良企業が、市場全体の下落によって安くなったから買う」という視点がポイントになります。

急落相場で意識したい「業績」と「配当」

今回の動画では半導体、銀行、建設などさまざまな業種が登場しました。

しかし、どの銘柄でも共通して確認したいのが業績と配当です。

特に長期投資では、短期的な株価上昇だけではなく、企業が利益を上げ続け、その利益を株主へ還元できるかどうかが重要になります。

高配当株を購入する場合も、単純に配当利回りだけを見るのではなく、企業利益に対して配当が無理のない水準かどうかを示す「配当性向」なども確認する必要があります。

また、株価下落によって配当利回りが上昇している場合でも、将来的に減配されれば想定していた利回りを得られない可能性があります。

そのため、株価、配当利回り、業績、財務状況をセットで確認することが重要です。

長期投資では短期的な含み損に振り回されないことも重要

今回のように日経平均が1日で3%前後下落すると、保有資産の評価額も大きく変動します。

特に株式投資を始めたばかりの人にとっては、数日間で資産が大きく減少することに不安を感じるかもしれません。

しかし動画では、長期投資ではこうした短期的な株価変動に一喜一憂するのではなく、配当などのインカムゲインを積み上げながら保有を続ける考え方を紹介しています。

株価下落を完全に避けることはできません。

むしろ重要なのは、下落しても保有を続けられる企業を選び、自分が許容できる金額の範囲で投資することです。

まとめ

2026年8月19日の日本株市場では、前日に続いて大幅な下落となり、半導体関連株だけではなく銀行株や建設株など幅広い銘柄が売られました。

古河電気工業は約13.7%、キオクシアホールディングスは約12.6%、ソフトバンクグループやフジクラも約10%下落するなど、成長株を中心に非常に大きな値動きとなりました。

さらに三菱UFJ、みずほ、三井住友といったメガバンクも4~5%程度下落し、地方銀行にも売りが広がりました。

一方、こうした全面安の相場だからこそ、これまで株価が高くて購入しにくかった優良企業を検討しやすくなる側面があります。

動画では特に建設業界に注目し、鹿島建設、大林組、大成建設、五洋建設、熊谷組などを投資候補として紹介しています。

株式市場の急落は、保有資産が減るという意味では投資家にとって苦しい局面です。

しかし長期投資では、市場全体の下落によって企業価値とは関係なく売られた優良企業を探すチャンスにもなります。

短期的な値動きだけを追うのではなく、業績、財務、配当、株価水準を確認しながら、「下落しても長く持ち続けられる企業か」という視点で銘柄を選ぶことが重要になりそうです。

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