本記事は、YouTube動画『優待復活でナンピン必至!オススメ高配当銘柄』の内容を基に構成しています。
高配当株へ投資する際、配当利回りだけでなく株主優待や企業業績まで確認することで、銘柄選びの幅は大きく広がります。
今回の動画では、過去に廃止された株主優待を復活させたミラースホールディングスを中心に、INPEX、三菱HCキャピタル、KDDI、日本郵政、SGホールディングス、ブリヂストンなど、8月7日に決算や材料が発表された多数の企業について紹介されています。
特にミラースホールディングスは、高い配当利回りに加えて株主優待が復活したことで、インカムゲインを重視する投資家にとって注目度が高まっています。
今回は動画内容をもとに、それぞれの銘柄について詳しく見ていきます。
ミラースホールディングスが株主優待を復活
今回、動画で最も注目銘柄として紹介されているのが、証券コード8897のミラースホールディングスです。
ミラースホールディングスは不動産関連企業で、以前は「タカラレーベン」という社名で知られていました。
過去には株主優待制度があり、お米券などがもらえる制度が実施されていました。しかし、その後株主優待は廃止されています。
動画では、株価水準が比較的低い企業で株主優待を実施すると、優待品そのものに対して発送費や管理費などのコストが大きくなる可能性があり、こうした事情が廃止につながったのではないかと推測しています。
そのミラースホールディングスが今回、再び株主優待制度を導入することになりました。
新しい株主優待は1000株以上が対象
今回復活する株主優待について重要なのが、以前とは制度内容が異なる点です。
特に注意したいのが、優待を受け取るためには1000株以上を保有する必要があることです。
1000株保有の場合、「プレミアム優待倶楽部」のポイントとして3000円相当が付与される仕組みとなっています。
プレミアム優待倶楽部ではさまざまな商品と交換できるほか、動画ではAmazon関連のポイントなどへ交換できる旨も説明されています。
そのため、従来のお米券などと比較すると、使い勝手の良い株主優待になったと評価しています。
さらに保有株数によって優待内容が増える仕組みとなっており、動画では資金に余裕がある場合には1500株保有も選択肢になるとしています。
1000株でも必要資金は約40万円台
「1000株」と聞くと、かなり大きな投資金額が必要になるイメージがあります。
しかし、動画収録時点のミラースホールディングスの株価は400円前後で推移していました。
仮に1株430円とすると、
430円×1000株=43万円
程度の投資金額となります。
もちろん株価は変動するため、実際の取得価格は変わりますが、1000株必要な株主優待としては比較的手が届きやすい価格帯だといえます。
配当利回り約5.6%も大きな魅力
ミラースホールディングスの魅力は、株主優待だけではありません。
動画では、配当利回りが約5.6%程度と非常に高い点にも注目しています。
株主優待の3000円分だけを見ると、約40万円台の投資金額に対する優待利回りは1%未満です。
しかし、高い配当利回りを合わせて考えれば、総合的なインカムゲインはかなり高くなります。
動画では、配当と優待を合わせた総合利回りについて約6%程度を狙える可能性があるとしています。
株主優待制度は将来的に変更・廃止される可能性がありますが、仮に優待がなくなった場合でも、高い配当利回りがある点は投資判断の1つの材料になります。
PER・PBRから見ても割安感がある
ミラースホールディングスについては、PERやPBRといった株価指標から見ても割安感があると動画では評価しています。
さらに株価も過去と比較すると比較的安い水準にあるとしています。
動画投稿者自身もミラースホールディングスを数百株保有しており、現在は含み損の状態であるものの、今回の株主優待復活を受けて1000株まで買い増す、いわゆる「ナンピン」を検討していると話しています。
株主優待を獲得するために一気に1000株購入するのではなく、株価を見ながら少しずつ買い増していく方法も選択肢として紹介されています。
第1四半期決算も改善傾向
ミラースホールディングスについては、株主優待だけでなく決算内容も評価されています。
第1四半期決算では黒字化しており、動画では比較的良い内容だったと評価しています。
不動産企業の場合、物件の売却時期などによって四半期ごとの利益が大きく変動することがあります。
そのため単純に第1四半期の利益を4倍して年間利益を予測することはできませんが、通常弱くなりやすい4月から6月期に利益を出している点はポジティブな材料としています。
動画では、1株利益が約15円程度出ていることから、単純計算では年間60円程度に相当するペースであり、進捗状況として悪くないとの見方を示しています。
9月の権利確定に向けて注目
ミラースホールディングスの優待については、9月の権利確定に向けて注目しておきたいとしています。
配当利回りが高く、株主優待も復活したことで、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的な銘柄の1つになったと動画では評価しています。
ただし、株主優待を目的に株価が上昇した場合には、権利落ち後に株価が下落する可能性もあります。
そのため、優待だけを目的に一気に購入するのではなく、株価水準や業績を確認しながら慎重に買い進める考え方も重要です。
INPEXは業績上方修正と増配
続いて紹介されたのがINPEXです。
INPEXは原油や天然ガス開発を手掛ける資源関連企業です。
今回の決算では、最終利益の見通しを5100億円へ上方修正し、配当についても増額修正しています。
動画では、地政学的な問題などによって原油価格が上昇したことも、業績の追い風になった可能性があると分析しています。
配当利回りも3%を超える水準となっており、高配当株として引き続き注目できる銘柄です。
一方で、INPEXの業績は原油価格の影響を大きく受けます。
原油価格が下落すれば利益も減少する可能性があるため、現在の好業績だけを見て過信しないことも重要だとしています。
三菱HCキャピタルは第1四半期で減益
高配当株として人気の高い三菱HCキャピタルについても決算が紹介されています。
三菱HCキャピタルは長期間にわたって増配を続けていることで知られる銘柄です。
しかし今回の第1四半期決算では、経常利益が約42%減益となりました。
利益面でやや弱い数字となり、PTSでも株価が下落していたと動画では説明しています。
ただし、三菱HCキャピタルは長期間にわたって増配を続けてきた企業であり、事業基盤もしっかりしています。
そのため決算を受けて株価が大きく下落した場合には、むしろ高い配当利回りで購入できるチャンスになる可能性もあるとしています。
動画収録時点の配当利回りは約3.5%程度です。
KDDIは安定した好業績
KDDIについては比較的良好な決算として紹介されています。
今期最終利益は増益を見込み、2期連続で最高益更新が予想されています。
第1四半期の1株利益も約50円程度となっており、過去の業績と比較しても安定した数字が出ていると評価されています。
通信業界では、KDDIだけでなくNTTやソフトバンクも安定した業績を出しており、通信企業の事業基盤の強さが改めて確認できる内容となっています。
日本郵政は利益が大幅増加
日本郵政についても好決算として紹介されています。
第1四半期の経常利益は約51%増益となりました。
日本郵政は日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命などを傘下に持つ巨大企業です。
金融関連事業などが利益を押し上げた可能性があると動画では見ています。
株価も近年は上昇傾向となっています。
動画投稿者は、日本郵政株が700円から800円程度だった時期にも買い増しを行っていたと振り返っています。
当時は日本郵政に否定的な意見も多かったものの、その後株価は上昇しました。
この経験から、他人の意見をそのまま信じるのではなく、自分自身で企業価値を判断することの重要性についても触れています。
大型株を安値で淡々と買うという考え方
日本郵政の話から、動画では投資スタンスについても解説しています。
日本郵政のように時価総額が大きく、国が大株主となっている企業は、比較的事業基盤が安定しています。
もちろん大型株だから絶対に安全というわけではありません。
しかし、株価が大きく下落した場面で、こうした企業を少しずつ購入していくことは1つの投資戦略になるとしています。
投資では将来の株価を完全に予測することはできません。
だからこそ、企業の財務や事業基盤を確認しながら、割安な場面で淡々と買う考え方が重要になります。
SGホールディングスは増益決算
佐川急便を傘下に持つSGホールディングスも紹介されています。
第1四半期の経常利益は約15%増益となりました。
通期では1株利益100円程度が見込まれている中、第1四半期では約20円程度となっています。
極端に高い進捗ではないものの、前年同期と比較して改善している点は評価されています。
配当利回りも約3.5%程度あり、時価総額の大きな企業でもあることから、安定型の高配当株として注目されています。
ブリヂストンは上期利益79%増
ブリヂストンも好決算銘柄として紹介されています。
上期最終利益は約79%増益となりました。
株価は以前と比較するとかなり上昇していますが、業績についてもしっかり改善していると評価されています。
タイヤメーカーは自動車需要や原材料価格、為替などの影響を受けますが、ブリヂストンは世界的な企業であり、引き続き注目できる銘柄の1つです。
東洋タイヤは株価が大幅下落
同じタイヤ関連では東洋タイヤについても触れています。
決算自体は上方修正が行われるなど悪くない内容でしたが、株価は約14%下落しました。
動画では、三菱商事との資本業務提携解消などのニュースが悪材料として意識された可能性を指摘しています。
ただし、企業そのものはしっかりしているため、大幅下落を投資機会として考える方法もあるとしています。
商船三井は想定の範囲内の決算
商船三井については、第1四半期の経常利益が減益となりました。
海運業は運賃市況などによって利益が大きく変動する業界です。
今回の減益についても、ある程度市場で予想されていた範囲だったと動画では見ています。
通期予想についてはすでに修正が入っていたこともあり、今回の数字について大きなサプライズではなかったとの見方です。
第一生命ホールディングスは利益約3倍
第一生命ホールディングスについては非常に強い決算として紹介されています。
第1四半期の利益は約3倍となりました。
第1四半期の1株利益も約44円となっており、単純に年間換算するとかなり高い水準になります。
もちろん四半期利益を単純に4倍することはできませんが、通期予想に向けて順調なスタートを切っていると評価されています。
株価はすでにかなり上昇していますが、それでも配当利回りは約3.7%程度あります。
日本マクドナルドHDも業績好調
日本マクドナルドホールディングスも上方修正が入る好決算となっています。
マクドナルドは過去に食品問題などで株価が大きく下落した時期もありました。
しかし、その後業績は回復し、株価も大きく上昇しています。
動画投稿者自身も過去の安値時に購入し、ポケモンGOが話題になった時期に売却した経験を紹介しています。
その後さらに株価が上昇したため、長期保有していれば良かったと振り返っています。
これは、優良企業を長期保有する難しさを示す一例ともいえます。
ゼンショーホールディングスも業績上方修正
外食大手のゼンショーホールディングスについても紹介されています。
業績予想が上方修正され、最高益予想も引き上げられています。
ゼンショーは過去に株価が大きく下落した場面もありましたが、その後しっかり回復しています。
ただし株価の値動きは比較的大きいため、現在の高値圏で無理に購入するのではなく、再び株価が調整した場面を狙う方法もあるとしています。
テンアライドは赤字転落も株主優待を電子化
テンアライドについては、第1四半期で赤字転落となりました。
決算内容としてはやや厳しい結果です。
一方で、株主優待について電子化する方針が示されています。
紙の優待券を毎回持ち歩く必要がなくなるため、利用者によっては利便性が向上します。
株価水準も比較的低いことから、赤字決算を受けて大きく下落した場合には、優待目的の投資家にとって注目できる可能性があるとしています。
フジクラは業績予想を大幅上方修正
フジクラも注目決算銘柄として取り上げられています。
今期の経常利益予想を約43%上方修正し、過去最高益予想をさらに引き上げました。
決算発表後には株価も大きく上昇しました。
半導体やAI関連など成長テーマに関係する銘柄は値動きが非常に大きくなることがあります。
フジクラもその1つであり、引き続き注目度の高いセクターとして紹介されています。
任天堂も好調を維持
任天堂については前日の決算が紹介されています。
ソフトウェア販売などが好調で、業績としては比較的良い内容となりました。
ハードウェアの販売台数が減少する部分はあるものの、ソフトウェアなどの収益によって業績を支えている点が評価されています。
決算後には株価もしっかり上昇しており、保有していた投資家にとっては良い結果になったとしています。
三井不動産は第1四半期減益
三井不動産については、第1四半期の経常利益が約38%減益となりました。
決算内容としてはやや弱く、PTSでも株価が下落していました。
ただし、直近の株価は比較的安い水準まで下落しているため、さらに大きく下げるようであれば投資候補として考える方法もあります。
配当利回りは約2.4%程度で、株主優待も実施されています。
継続保有など条件はありますが、配当と優待を合わせて考えることで一定のインカムゲインが期待できます。
ライオンは増益決算と自社商品優待が魅力
ライオンは上期最終利益が約13%増益となり、足元でも約19%増益となりました。
業績については良い内容だったと評価されています。
ライオン株は値動きが比較的大きく、高値と安値を行き来する場面があります。
一方で、株主優待として約3000円相当の自社商品がもらえる点が大きな魅力です。
長期保有条件などがありますが、日用品メーカーの株主優待を目的に長期保有する投資家にとっては注目できる銘柄です。
セントラルスポーツは優待価値に注目
セントラルスポーツは第1四半期利益が約79%増益となりました。
業績改善に加えて、動画では株主優待の価値にも注目しています。
スポーツジム関連企業の株主優待では施設利用券などが提供されるケースが多く、実際に利用する人にとっては金銭以上の価値を感じやすい優待です。
株価も長期間大きく上昇しているわけではないため、値上がり益よりも配当や優待などのインカムゲインを重視して保有する銘柄として紹介されています。
ルネサンスは株主優待利回りが魅力
同じスポーツジム関連企業としてルネサンスも紹介されています。
業績については上方修正が入り、スポーツジム関連企業の業績回復が確認できる内容となっています。
ルネサンスの特徴は、株主優待券の価値です。
動画では、年間で複数枚の施設利用券がもらえ、市場価格では1枚1000円以上になるケースもあると説明しています。
年間4000円程度の価値があると仮定すると、優待だけでも約4%程度の利回りに相当する可能性があります。
これに配当利回り約1.2%程度を加えると、総合利回りはさらに高くなります。
UBEは高配当と業績改善に注目
化学関連企業のUBEについても紹介されています。
UBEはセメント事業などでも知られる企業です。
第1四半期経常利益は約81%増益となりました。
最終利益だけを見るとそれほど大きな数字ではないものの、本業に関連する売上高や利益がしっかり増加している点は良い材料だと評価されています。
配当利回りについても約4.8%程度と高く、高配当株として注目できる銘柄です。
ゴールドウインは優待と配当の総合利回りに注目
前日の決算銘柄として、ゴールドウインについても触れています。
ゴールドウインは「THE NORTH FACE」などを展開する企業です。
動画では株価が下落した場面について、購入を検討できるタイミングではないかと紹介しています。
配当利回りは約3.4%程度あり、さらに株主優待もあります。
3月と9月の優待を合わせると、年間6000円から7000円程度の価値になる可能性があると説明されています。
配当と優待を合わせた総合利回りが高くなるため、ノースフェイスの商品を利用する人にとっては特に魅力的な銘柄です。
三菱マテリアルは大幅増益予想でストップ高
三菱マテリアルも前日の決算銘柄として紹介されています。
今期経常利益予想を大幅に上方修正し、最高益更新が見込まれる内容となりました。
これを受けて株価はストップ高となりました。
近年は金属や資源関連株の強さが目立っており、その中でも三菱マテリアルは特に強い値動きを見せている銘柄の1つとして紹介されています。
高配当株では「配当+優待+業績」を確認することが重要
今回の動画では、多数の高配当株や株主優待銘柄が紹介されました。
その中でも重要なのは、単純に配当利回りだけで銘柄を選ばないことです。
配当利回りが高くても、企業業績が悪化して減配されれば、期待していたインカムゲインを得られなくなる可能性があります。
逆に、業績が安定しており、増配を続けている企業であれば、長期保有によって受け取る配当金が増えていく可能性があります。
さらに株主優待が加われば、実質的な総合利回りはより高くなります。
そのため、
配当利回り
株主優待
企業業績
増配実績
株価水準
といった複数の要素を総合的に確認することが重要です。
株価下落を投資機会として考える
今回紹介された銘柄の中には、好決算にもかかわらず株価が下落した企業や、決算が悪く株価が下落した企業もあります。
株価が下がると不安になりやすいものですが、長期投資では必ずしも下落=悪いこととは限りません。
企業の事業基盤がしっかりしているにもかかわらず、一時的な要因で株価が下落している場合、高い配当利回りで購入できるチャンスになることがあります。
動画でも、三菱HCキャピタルや東洋タイヤなどについて、大幅下落した場合には購入候補として検討できる可能性があるとしています。
重要なのは、株価が下がったという理由だけで購入するのではなく、その企業が将来的に利益を回復できるのかを確認することです。
他人の意見を鵜呑みにせず自分で判断する
今回の動画では、日本郵政への投資経験を通じて、投資判断に関する重要な考え方も紹介されています。
株式市場では、強気意見と弱気意見が常に存在します。
ある銘柄について「絶対に買うべきではない」という意見が多くても、その後株価が上昇することはあります。
反対に、誰もが強気になっている人気銘柄が、その後大きく下落することもあります。
そのため、投資では他人の意見を参考にしつつも、最終的には自分自身で企業業績や株価水準を確認する必要があります。
動画では「人の話は半分くらいに聞いておく」という考え方が紹介されており、情報を鵜呑みにしない姿勢の重要性が強調されています。
まとめ
今回の動画で最も注目されたのは、株主優待を復活させたミラースホールディングスです。
1000株以上の保有でプレミアム優待倶楽部のポイントがもらえる制度が導入され、配当利回りも約5.6%程度と高いことから、配当と優待を合わせた総合利回りでは約6%程度が期待できる銘柄として紹介されています。
また、INPEX、三菱HCキャピタル、KDDI、日本郵政、SGホールディングス、ブリヂストン、第一生命ホールディングス、UBEなど、多くの高配当銘柄について決算内容が解説されました。
高配当株投資では、現在の配当利回りだけを見るのではなく、企業業績や増配余力、株主優待、株価水準などを総合的に判断することが重要です。
特に決算発表後は株価が大きく動くことがあります。
好決算だから必ず株価が上がるわけでもなく、悪決算だから必ず売るべきとも限りません。
企業の長期的な収益力を確認しながら、株価が割安になった場面で少しずつ購入していくことも、高配当株投資における有力な戦略の1つといえるでしょう。


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