今の相場でも勝てる?億トレーダーの間で注目される「変化を買う投資法」とは

本記事は、YouTube動画『今の相場でも勝てる!?最近億トレの中で流行っている手法を公開』の内容を基に構成しています。

株式市場では、AIをはじめとする技術革新によって企業の事業環境が急速に変化しています。

こうした環境の中で注目されているのが、「すでに多くの投資家が知っている人気テーマを追いかける」のではなく、企業の中で起き始めた小さな変化をいち早く見つけ、その変化が業績に反映され始めたタイミングを狙う投資手法です。

動画では、億単位の資産を築いている投資家の間でも、こうした「変化に注目する投資」が改めて意識されていると説明されています。

特に重要なのは、まだ株価に十分織り込まれていない新規事業や既存事業の改善です。

AI、ロボット、半導体、製造業などでは、技術革新によってこれまで存在しなかった需要が突然生まれるケースがあります。その結果、今までほとんど評価されていなかった事業が、企業の新たな成長エンジンになる可能性があります。

今回は、動画で紹介された「時代の変化を利用した投資手法」について詳しく解説します。

目次

人気テーマをそのまま買うだけでは難しくなっている

現在の株式市場では、AIなどのテーマが多くの投資家から注目されています。

たとえば、「AIによって半導体需要が増える」という話は、すでに多くの投資家が知っています。

こうした情報が市場に広く知られると、関連銘柄には大量の資金が流れ込みます。その結果、株価が短期間で大きく上昇することがあります。

しかし、すでに多くの投資家が注目している銘柄は、期待が株価に織り込まれている可能性があります。

もちろん、AI関連企業の中には中長期的に成長を続ける企業もあるでしょう。

一方で、短期的には株価が急騰した反動で調整する可能性もあります。

動画では、こうした「誰もが知っているテーマ」を追いかけるだけではなく、まだ十分に注目されていない企業の変化を見ることが重要だと説明されています。

狙うのは「まだ気づかれていない変化」

今回紹介されている投資手法のポイントは、企業の中で起きている「新しい変化」を探すことです。

その代表例が、新規事業です。

たとえば、これまでほとんど成長していなかった既存事業を持つ企業があるとします。

その会社が年間1億円の利益を稼いでいて、PERが10倍だった場合、単純化すると時価総額は10億円程度と考えることができます。

この会社には大きな成長期待がなく、既存事業の利益に対して株価がついている状態です。

しかし、そこに突然、新規事業Bが登場したとします。

しかも、その新規事業が急速に成長し始めた場合、企業全体の価値は大きく変わります。

これまで年間1億円しか利益を生み出していなかった企業が、新しい事業によって利益を大きく増やす可能性が出てくるからです。

重要なのは、この新規事業の価値がまだ株価に十分反映されていないタイミングです。

「新規事業が伸びる企業」が増えている理由

動画では、現在はこうした企業の変化が起こりやすい時代になっていると説明されています。

その大きな理由の1つがAIです。

ソフトウェア企業ではAIが事業構造を変えている

ソフトウェア業界では、既存事業にAIを組み合わせることで、新しいサービスや収益源が生まれるケースがあります。

動画では、弁護士ドットコムのような企業が例として挙げられています。

これまで既存事業を中心に評価されていた企業でも、AIという新しい技術が登場することで、新たなサービスを生み出せる可能性があります。

つまり、

既存事業 × AI

という組み合わせによって、それまでとは異なる成長ストーリーが生まれるのです。

また、影響を受けるのはソフトウェア企業だけではありません。

コンサルティング、人材、組織運営などの分野でも、AIによって仕事の進め方そのものが変化しています。

そのため、AIは直接的だけではなく、間接的にも多くの企業の事業構造を変える可能性があります。

製造業にも大きな変化が起きている

今回の投資手法で重要なのは、ソフトウェア企業だけを見るのではないという点です。

製造業でも、新しい需要が突然生まれるケースがあります。

動画では、その例としてロボット分野が挙げられています。

ロボット市場が急速に成長すれば、それまで需要の少なかった部品や素材が突然必要になる可能性があります。

たとえば、

ロボット本体

センサー

モーター

半導体

光学部品

特殊素材

など、さまざまな企業に影響が広がります。

つまり、新しい産業が成長すると、その周辺に存在するサプライチェーン全体にも新しい需要が生まれます。

NVIDIAの次世代製品もサプライチェーンを変える可能性

動画では、NVIDIAの次世代製品である「Rubin」についても触れられています。

半導体の世代が変わると、単にチップの性能が向上するだけではありません。

製造工程が変わったり、必要となる材料や薬剤が変化したりする可能性があります。

すると、これまであまり注目されていなかった企業の商品が突然必要になることがあります。

このように考えると、投資家が見るべきポイントは完成品メーカーだけではありません。

その裏側に存在する、

素材メーカー

部品メーカー

製造装置メーカー

化学メーカー

などにも投資チャンスが生まれる可能性があります。

新規事業は「数字が出てから買っても遅くない」

新規事業への投資で難しいのは、「本当に成功するのか分からない」という点です。

企業が新規事業を発表したとしても、それが実際に利益につながるとは限りません。

過去には、

「新規事業を始めます」

「新しい市場に参入します」

と発表しただけで株価が上昇し、その後ほとんど成果が出なかったケースも数多くありました。

そのため、新規事業が発表された瞬間に買う必要はありません。

動画では、むしろ「数字が出てからでも遅くない」と説明されています。

初動を確認してから投資する

重要なのは、新しい事業が実際に立ち上がり始めたタイミングです。

たとえば、

売上高が伸び始める

利益率が改善する

受注が増える

事業別売上が急増する

会社の業績予想が上方修正される

といった変化です。

こうした数字が出始めれば、その事業が単なる期待ではなく、本当に成長している可能性が高まります。

つまり、

「新しい事業が始まったから買う」

のではなく、

「新しい事業が数字として成果を出し始めたところを狙う」

という考え方です。

リクルートの例から見る「業績変化」

動画では、既存事業の変化としてリクルートの例も紹介されています。

リクルートでは、決算の数字に変化が現れ始め、その後株価が大きく上昇したと説明されています。

ここで重要なのは、「変化が確認された段階では、まだ市場がその成長を十分に織り込んでいない可能性がある」という点です。

企業の成長率が突然変化した場合、投資家はその新しい成長率を前提に企業価値を計算し直す必要があります。

しかし、株価がその変化を瞬時に完全反映するとは限りません。

そのため、業績の変化を早い段階で確認できれば、大きな株価上昇の初期段階に参加できる可能性があります。

「スタート地点が同じ」という大きなメリット

この投資手法の特徴として、動画では「投資家のスタート地点が比較的同じ」という点が挙げられています。

企業の業績が変化する前から、その変化を予測できる投資家は非常に少数です。

しかし、決算などによって数字として変化が現れれば、多くの投資家が同じ情報を見ることになります。

つまり、新しい事業や業績変化を決算の初期段階で確認できれば、多くの市場参加者とほぼ同じスタートラインから投資判断を始めることができます。

もちろん、本当に成長が続くかどうかを見極める必要はあります。

しかし、初動段階で本物の変化を見つけられれば、株価上昇のかなり早い段階から参加できる可能性があります。

企業の変化を見つける方法

では、こうした変化をどのように見つければよいのでしょうか。

動画では、基本的な方法として企業の決算資料や説明資料をしっかり読むことが挙げられています。

特に重要なのが決算説明資料です。

決算説明資料には、

事業別の売上高

利益

成長率

新規事業の状況

設備投資

受注状況

今後の事業計画

などが掲載されています。

前回の決算資料と比較することで、小さな変化を見つけられる可能性があります。

業界全体とサプライチェーンを見ることも重要

個別企業だけを見るのではなく、その企業が所属する業界全体を見ることも重要です。

たとえば、ロボット市場が急成長しているのであれば、ロボットメーカーだけを調べるのではなく、その周辺企業も調べます。

ロボットにはさまざまな部品や素材が必要だからです。

同じことは半導体にも当てはまります。

AI向け半導体の需要が増えれば、

半導体製造装置

材料

化学薬品

光学部品

冷却設備

電力設備

データセンター関連

など、さまざまな業界に需要が波及します。

こうしたサプライチェーンを理解することで、「次に恩恵を受ける企業」を見つけやすくなります。

最大のメリットは「まだ株価に織り込まれていないこと」

今回紹介された投資手法の最大のメリットは、企業の成長材料がまだ株価に十分織り込まれていない可能性があることです。

株価は基本的に将来の利益を期待して動きます。

すでに多くの投資家が知っている成長材料であれば、その期待は株価に反映されている可能性があります。

しかし、新しい事業が始まったばかりで市場の認知度が低い場合、その事業の価値がほとんど株価に反映されていないことがあります。

その状態で新規事業が本格的に成長すれば、企業価値の見直しが進み、株価が大きく上昇する可能性があります。

ダウンサイドが限定される可能性もある

動画では、この投資手法には「下落リスクを抑えやすいケースがある」というメリットも紹介されています。

たとえば、企業の株価が既存事業だけを基準に評価されているとします。

そこに新規事業が登場しても、市場がその新規事業をほとんど評価していなければ、新規事業が失敗したとしても株価への影響は限定的になる可能性があります。

一方、新規事業が成功すれば、その利益が企業価値に上乗せされます。

つまり、

新規事業失敗 → 株価への影響が限定的

新規事業成功 → 企業価値が大きく上昇する可能性

という状況が生まれる場合があります。

もちろん、既存事業の業績が悪化した場合などは株価が下落する可能性があります。

しかし、新規事業そのものへの期待が株価にほとんど織り込まれていないのであれば、投資のリスクリワードが良くなる可能性があるという考え方です。

「捨てていた資源が商品になる」という例

動画では、この考え方を分かりやすく説明するために鉱山会社の例が紹介されています。

ある企業が銅鉱山を運営しているとします。

市場では、その会社は「銅を採掘して販売する会社」として評価されています。

ところが、銅を採掘する過程で別の資源も一緒に採れていたとします。

これまでは価値がなかったため捨てていました。

しかし、技術革新や需要の変化によって、その資源が商品として販売できるようになったとします。

すると、企業はほとんど追加コストをかけずに新しい収益源を得られる可能性があります。

市場から見れば、

「銅鉱山会社」

だった企業が、

「銅+新しい資源を販売する会社」

へ変化することになります。

しかし、株価がまだ銅事業だけを基準に評価されているのであれば、新しい収益源の価値が株価に十分反映されていない可能性があります。

こうした企業は投資対象として非常に面白くなるという考え方です。

新規事業だけでなく「赤字事業の復活」も狙い目

今回の手法で重要なのは、新規事業だけではありません。

これまで企業の利益を圧迫していた事業が、環境変化によって突然改善するケースもあります。

動画ではその例として関東電化工業が紹介されています。

同社では電池関連の事業が苦戦していたものの、米国の政策やサプライチェーンの変化によって、日本や韓国企業からの調達比率が高まる可能性が出てきたと説明されています。

その結果、これまで企業業績の足を引っ張っていた事業が、逆に利益を生み出す事業へ変化する可能性があります。

これは企業価値に大きな影響を与えます。

たとえば、

成長事業:利益100

不採算事業:損失30

だった企業の場合、全体の利益は70です。

ところが不採算事業が改善し、

成長事業:利益100

改善事業:利益20

となれば、企業全体の利益は120になります。

新しい事業をゼロから作らなくても、赤字事業が黒字化するだけで企業全体の利益が大きく変わることがあります。

時代の変化で「突然輝く事業」が生まれる

今回の動画で最も重要なテーマは、「時代の変化」です。

AI、ロボット、半導体、電池、エネルギーなど、さまざまな分野で産業構造が急速に変わっています。

その結果、企業の中にある事業の価値も変化します。

これまでは目立たなかった事業が突然成長することもあれば、赤字だった事業が黒字化することもあります。

投資家にとって重要なのは、こうした変化の兆候を見逃さないことです。

株価より先に「企業の中身」を見る

短期的な株価だけを追いかけていると、すでに大きく上昇した銘柄ばかり目に入りやすくなります。

しかし、今回紹介された方法では、まず企業の事業構造を見ることが重要になります。

具体的には、

「この会社で最近何が変わったのか」

「新しい売上がどこから生まれているのか」

「赤字だった事業が改善していないか」

「新しい産業の成長によって需要が増えていないか」

といった視点です。

決算資料を見る際にも、単純に売上高や営業利益だけを見るのではなく、「なぜ数字が変わったのか」を考えることが重要になります。

まとめ

今回の動画では、億単位の資産を持つ投資家の間でも注目されている投資手法として、「企業の変化を早い段階で見つける方法」が紹介されました。

ポイントは、すでに株価が大きく上昇した人気銘柄を追いかけるのではなく、まだ市場が十分に評価していない変化を探すことです。

特に現在は、AI、ロボット、半導体などの技術革新によって企業の事業環境が急速に変化しています。

そのため、

新規事業が急成長する企業

既存事業にAIを組み合わせる企業

サプライチェーンの変化で恩恵を受ける企業

赤字事業が黒字化する企業

これまで価値がなかった製品や資源が収益化される企業

などが生まれやすい環境になっています。

そして重要なのは、必ずしも変化を誰よりも早く予測する必要はないという点です。

企業の決算や説明資料に数字として変化が表れ始めてからでも、株価がその成長を十分に織り込んでいなければ投資機会になる可能性があります。

そのため投資家に求められるのは、決算資料を継続的に確認し、前回との違いを見つける習慣です。

さらに業界全体の動向やサプライチェーンまで見ることで、「次に需要が増える企業」を発見できる可能性も高まります。

現在のように技術や産業構造が急速に変化する相場では、過去の成功企業だけを見るのではなく、「今まさに何かが変わり始めている企業」を探すことが、重要な投資戦略の1つになりそうです。

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